映画「シュシュシュの娘」

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キネマのススメ


毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の「シュシュシュの娘」です。
 
昨年、コロナ禍で苦しむ全国のミニシアターの支援活動「#SaveTheCinema」の呼びかけ人の1人として、ミニシアターを盛り上げるために様々な取り組みをしてきた、入江悠監督。
今日ご紹介する映画「シュシュシュの娘」は、その入江監督が、ミニシアターを盛り上げる起爆剤を作りたいという思いから映画会社を通さず、クラウドファンディングと自己資金で撮った作品です。
 
入江監督は、この映画を作るにあたって、3つの夢を掲げました。
その1「仕事を失ったスタッフ・俳優と、商業映画では製作しえない映画を作ること。」
その2「未来を担う若い学生たちと、あらたな日本映画の作り方を模索すること。」
その3「苦境にある全国各地のミニシアターで公開すること」
 
普段、ミニシアター系の映画は、持ち回りで上映されていくため、上映時期が違うのが普通ですが、この作品は、ミニシアターを盛り上げるのが目的のため、全国同時公開、というところも大きな話題となっています。
 
では、どんなストーリーなのか、ご紹介しましょう。
ある地方都市で暮らす25歳の鴉丸未宇は、祖父の介護をしながら市役所に勤めています。
普段まったく目立たない存在で、職場でも孤立している彼女に寄り添ってくれるのは、職場の先輩の間野だけでした。
そんな間野が、理不尽な文書改ざんを命じられた末に市役所の屋上から身を投げてしまいます。
間野の仇を取り、市政に一矢報いるため、未宇はひそかに立ち上がります!
 
主人公の鴉丸未宇を演じるのは、「桜の園」、「ヤッターマン」などの、熊本出身の女優、福田沙紀。
未宇の祖父に、「深夜食堂」シリーズで知られ昨年は「罪の声」の演技で数多くの映画賞に輝いた個性派・宇野祥平。
また、未宇が思いを寄せる先輩・間野を、井浦新が演じています。
 
主人公を演じた福田沙紀は、これまでいくつもの映画やドラマで主役を演じていますが、なんと今回は、オーディションで選ばれています。
入江監督は、「有名、無名を問わず、鴉丸未宇という主人公をイキイキと演じられるのであれば誰でもいい」と思っていたそうですが、オーディションを通じて、彼女の俳優としてのずば抜けた魅力を感じたんだとか。
また、福田沙紀も、ちょうど所属していた事務所を退社するタイミングで自らメールを書いて応募したそうで、並々ならぬ思いで撮影に臨んだようです。
なんと、作品のPRのため、1人で、熊本の上映館であるDenkikanに飛び込みで挨拶に来たんだそうですよ!
映画前半のちょっとくすんだ表情からクライマックスの凛とした佇まいまで、かなりふり幅のある役を見事に演じています。
「シュシュシュの娘」というタイトルの意味も、このクライマックスではっきりしますので、お楽しみに!
 
監督をはじめ、キャスト、スタッフが一丸となって作った、ミニシアターのための作品!
ぜひ、実際のスクリーンで、ご覧になってください!
 
今日ご紹介した映画、「シュシュシュの娘」は、
◼️Denkikan
で、現在上映中です。
 
「シュシュシュの娘」オフィシャルサイト
 
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FMK Morning Glory

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