「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。

今日は12月17日金曜日から熊本市中央区の早川倉庫で開催される、展示とライブパフォーマンス「SUPER ONLY」について、ダンサー/振付師の葉山悠介さんにお話を伺いました。

 

● まずは葉山さんご自身のプロフィールについて教えて下さい。

 

ジャンルは特にありません。

熊本でストリートダンスを始めてニューヨーク、イスラエルで様々なスタイルのダンスを学んで自分のやりたい表現の追求や他のジャンルとのコラボをしているうちにジャンルレスなダンスをしています。

振付は味千ラーメンさんの５０周年記念動画でCMソングに振り付けをしました。

舞台出演、振り付け、県内外でのダンス表現ワークショップが主な活動。最近は、学校公演、ホール公演を成功させ、さらにダンスのパフォーマンスの枠を超えてファッションショーなどにも出演をしています。

オフィシャルサイト
https://yusukehayama.com/choreograph.html

 

Ｑ① 葉山さんがダンスを始められたきっかけについて教えてください。

 

14歳の時にテレビで見た「オカザイル」のダンスを見て衝撃を受けて、EXILEが出演するテレビ番組を録画して何度も見て完コピしました。

その後15歳から本格的にダンスを習い始めました。

 

Ｑ② これまでにイスラエルへのダンス研修や、ニューヨークへダンス留学をされているという事ですが、それぞれいつ頃、どのようなきっかけだったのでしょうか？

 

ダンスをやめようと思っていた大学2年の夏休みに、「どうせ辞めるなら本場を見てからやめよう」と思ってニューヨークに。

そこでたくさんエネルギーを吸収しているうちにいろんな悩みが消え、ダンス熱が再燃し、２２歳の時にもう一度一からダンスを学び直すために一年間留学しました。

ニューヨークで舞台の演出やダンスショーに興味を持っているうちにいろんな演出家やダンサーがイスラエルで経験を積んでいることがわかって、25歳の時に熊本県「平成30年度くまもと若手芸術家海外チャレンジ事業」採択者としてイスラエル・テルアビブへ研修に。

 

Ｑ③ 研修や留学の際に印象に残っているエピソードを教えてください。

 

ニューヨークで地下鉄での熊本地震のチャリティーパフォーマンス。

イスラエルでの８時間越えのパフォーマンスを見たこと。

赤い服を着た観客が次々とステージ上げられて踊るショーを見たこと。

 

Ｑ④ 葉山さんはダンスのWorkshopやレッスンもされているという事ですが、参加対象や開催場所等、是非教えてください。

 

ワークショップは保育園や小中高校に出張して教えています。

それぞれの持つ表現を大事に、創造的に導くことを大切にしています。

普段の生活では見られない一面や生き生きと表現する姿が見られると喜んでいただけています。

現在出張レッスンの新規のご依頼も受け付けています。

 

Ｑ⑤ 葉山さんが思う「ダンス」の魅力とはどういうところでしょうか？

 

体一つでいろんな表現ができること。

いろんな表現を自由な解釈で楽しんだり、受け入れたりして時には言葉以上にコミュニケーションが取れるところ。そんな懐の大きさが魅力だと思います。

 

Ｑ⑥ 12月17日(金)-20日(月)に早川倉庫で、「SUPERONLY」というイベントを開催されるという事ですが、イベントの概要を教えてください。

 

ダンスと様々なジャンルが融合する展示とパフォーマンスのイベントです。

ダンスの魅力を切り取る写真展や映像作品、視点をテーマにした花や美術の展示。

17日、18日の夜は朗読とダンスのパフォーマンス。19日は昼と夜に生演奏とバレエとダンスのコラボパフォーマンスがあります。

チケットは展示エリアのみの場合500円、展示とパフォーマンスは3000円で、Webサイトから予約、購入ができます。

パフォーマンスは各回チケットが必要ですが、展示エリアはチケットをお持ちの方は期間中、何度も再入場いただけます。

 

Ｑ⑦「SUPERONLY」では、「朗読×ダンス」、「バレエ×音楽×ファッション×ダンス」や、写真、映像、美術の展示など、ジャンルを超えたコラボレーションを体験できるという事ですが、どのような内容でしょうか？

 

写真展は県内外で活躍する5人の写真家独自の目線でダンスの魅力を写真に収めています。

その中の一つの作品には劇作家や俳優による詩が添えられて、まるで写真の中のダンサーが動き出すような作品もあります。

自然と一体化しつつ、そこから受けるエネルギーを表現した映像作品はいろんなことを自由に感じてもらえる前衛的で面白い作品です。

17日、18日の朗読×ダンスのパフォーマンスは「父は空母は大地」という作品を中心に、ダンス、こと、フルートで「祈り」をテーマにしたパフォーマンスを披露します。

「バレエ×音楽×ファッション×ダンス」は10月に行われたファッションショーでの出会いをきっかけにアコーディオン、ギターの生演奏にバレエとダンスでミュージカル風の作品を披露します。

 

Ｑ⑧ パフォーマー、振付師として葉山さんのこれからの夢や目標について教えてください。

 

「とにかく大きな舞台に立ちたい！！」国内外で活躍していろんなところで名前が売れて、今応援してくれている人が自慢できるような、希望になれるような活躍をしていきたいです。

 

Ｑ⑨ 最後にラジオをお聴きの方へPRやメッセージ等ございましたらお願いします。

 

表現の幅が広がる刺激的な制作期間を経てたくさんの人が関わって、一緒に作った大切な作品がたくさん発表されます。

どのジャンルから見ても楽しんでもらえるイベントになっているので、ご家族、ご友人を誘って見にきてほしいと思います。

 

-------