映画「太陽とボレロ」

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キネマのススメ

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、番組がおススメする映画情報をお届けしています。
今日ご紹介するのは、来週6月3日(金)から公開の「太陽とボレロ」です。
 
この映画は、テレビドラマ「相棒」シリーズの杉下右京役でもおなじみの人気俳優・水谷豊が、監督もつとめている話題作です。
 
俳優兼監督というのは、クリント・イーストウッドやジャッキー・チェンなど、外国では結構多いんですが、日本では、一時期までは珍しいことでした。
ところが、最近は、俳優と映画監督の両方の仕事をやる映画人が増えてきました。
名前をあげるだけでも、役所広司、小栗旬、オダギリジョー、黒木瞳、桃井かおり、などなど、近年はたくさんの有名俳優が監督業にも進出しています。
もっとも成功したのが、ビートたけし こと 北野武監督かもしれません。
俳優兼監督が増えたのは、機材のデジタル化が進んだりして、少人数のスタッフでも、映画制作が可能になったことが、ひとつの理由と言われています。
たしかに、俳優と映画監督の両方をやる人は増えたんですが、ほとんどが単発で、北野監督のように継続的に監督業をやっている人はそれほど多くありません。
それだけ映画監督は、大変な仕事だということなんでしょうね。
 
今回紹介する水谷豊監督は珍しい例で、俳優を続けながら監督業も継続しています。
まず、2017年の「TAP‐THE LAST SHOW」で監督デビュー、2019年には、2作目「轢き逃げ―最高で最悪な日―」を発表しました。
テレビドラマ「相棒」が半年間は放送されていますので、監督業に時間を使えるのは、残りの半年となります。
そんな忙しい中を縫って、自分で脚本、監督を担当して、今回が3作目となります。
 
水谷豊監督、入魂の3作目のストーリーは・・・・・・。
ある地方都市で18年の長きにわたって活動してきたアマチュア交響楽団「弥生交響楽団」が舞台です。
楽団の創設者・花村理子の奔走にも拘わらずコンサートの客足は年々減って、楽団は解散の危機にさらされています。
そんな中、楽団の指揮者・藤堂謙が病に倒れてしまいます。
やがて、大きな支柱を失った楽団のメンバー間には不協和音が起き始めます。
解散コンサートに向けて、一致団結しなければならないときに、楽団メンバーの心はバラバラになってしまいます。
果たして、楽団の行方はどうなってしまうのでしょうか・・・・・。
 
劇団の創設者・花村理子役は、壇れい が、理子を支える中古車販売店のオーナー鶴間を石丸幹二が演じています。
その他の楽団員には、町田啓太、森マリヤなどのフレッシュなキャストや、原田龍二、田口浩正、などベテランキャストも楽しい演技を見せます。
 
出演者としての水谷監督自身は脇役に徹していて、監督として役者たちを支えています。
役者同士の演技アンサンブルに心を砕いているのが、よくわかる場面がたくさんあります。
俳優だけでなく、有名人がたくさん出演している作品なんですが、まるで新人のようなフレッシュな演技を見せくれるので注目です。
とくにクライマックスの要となる「ある人物」は、公開までシークレットになっているので、ここで名前は出せませんが、俳優本職ではないけれど、強烈な個性を放っていて、抜群に印象に残りますので、楽しみにしてください。
水谷監督の演出の素晴らしさが堪能できる名場面になっています。
 
とにかくクラシックの演奏場面がたくさん出てきます。
俳優の皆さんは、ちゃんと自分で演奏をやっていて、撮影までかなりの準備をして演奏シーンに臨んだそうですよ。
音響のよい映画館で観てこそ、その素晴らしさが体感できる作品です。
 
映画『太陽とボレロ』は、
■熊本ピカデリー
■ユナイテッド・シネマ熊本
■TOHOシネマズはません
■TOHOシネマズ光の森 で 来週の金曜、6月3日に公開です。
 
映画『太陽とボレロ』オフィシャルサイト
https://www.sun-bolero.jp/

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