「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。
今日は2月10日と11日、熊本市国際交流会館で開催される「第五回 大人のための絵本朗読会 〜Smile笑っていこう〜」について、フリーアナウンサー、朗読家の政木ゆかさんにお話を伺いました。
●ご出演者のプロフィール
1984年からフリーアナウンサーとして活動。98年より拠点を東京に移し、各テレビ局などで番組ナレーターを務める。
同時に俳優・壌晴彦氏主宰の劇団に在籍し研鑽を積み、ナレーションを金沢寿一氏に師事。
2013年4月帰郷。
ラジオパーソナリティ・司会・コミュニケーションや朗読講座の講師など幅広く活動。
熊本地震から1年後に結成した子供劇団「ましきっずプレイヤーず」創設メンバー。
熊日生涯学習プラザ「朗読サロン」講師
●【第五回大人のための絵本朗読会〜Smile笑っていこう〜】について
大人になると、絵本を「読んでもらう」機会は皆無といっていいほどです。
上質な絵本をスクリーンに映し出し、プロの演奏家の生演奏と共に、アナウンサーや絵本の専門家が朗読する「大人のための絵本朗読会」。
2015年に第一回を開催した際には「こんなステージ初めて!」と大反響を呼び「感動した」「子供の頃の幸せな気持ちを思い出した」「癒された」「元気が出た」など多くの嬉しい感想を頂きました。
それから回を重ねるたびに多くのお客様が来場され、愛されてきたこのイベントですが、2019年10月の第四回公演以降、コロナ観戦拡大の影響から企画することすらできずにおりました。
しかしワクチンもようやく普及してきたいま、不要不急と言われてきた舞台芸術こそが、人を癒し、心の元気を取り戻すために必要不可欠なものであると確信し、第五回を企画する決断を致しました。
これからもふるさとの皆様が元気に生き生きと毎日を過ごしていかれるように!と願いを込めて、実に2年4ヶ月ぶりに、念願の第五回公演を開催します!
今回も全身全霊、心豊かなステージを創造いたします。
「絵本なんて興味ない」という方にも楽しんでいただけるよう様々に工夫した楽しい会です。
また今回はスペシャルゲストとして「絵本セラピー®?」を世界で初めて開発し、全国に絵本セラピストを育成しておられる絵本セラピスト協会代表の岡田達信さんもお迎えし、絵本セラピーコーナーも楽しく充実!皆さん、ぜひお越しください。
●【第五回大人のための絵本朗読会〜Smile笑っていこう〜】イベント内容
コロナでふさぎがちな気持ちを笑い飛ばすほどの楽しい絵本の数々を生演奏とともに朗読します。
「絵本の朗読」「生演奏」「絵本セラピー」と一度に3つが楽しめる内容です。
朗読は在熊の朗読家とアナウンサーたち。
演奏はフルート・箏・ギター・パーカッション、歌など賑やかにお届けします。
●出演者
演奏・・・
吉永洋子(フルーティスト・熊本インドネシア友好協会理事等)※音楽担当リーダー
小路永和奈(箏曲家)
柴田樹(パーカッショニスト・ラブドラム奏者)
坂田飛鳥(シンガーソングライター・ピアノスト)
朗読・・・
古木信子(朗読家・小説家・元RKKアナウンサー)
政木ゆか(フリーアナウンサー・朗読家)※実行委員会代表
中山美加(絵本セラピスト・児童文学研究家)
山坂エミ(フリーアナウンサー)
清水ひろ(フリーアナウンサー)
瀬井まり子(絵本セラピスト)
中山理沙(絵本セラピスト・長崎書店児童書担当)
日時・・・2022年2月10日(木)午後3時〜と夜7時〜
2月11日(金)午後1時〜と夕方5時〜(全4回1時間半程を予定)
場所・・・熊本市国際交流会館ホール
全席自由2000円(予約なしの当日のご来場は2500円になります)
ご予約お申し込みはお電話で!先着順です。
受付電話番号/096−359−2020(熊本市国際交流会館)
未就学児は入場不可です。
お問い合わせは実行委員会
090−3324−0962まで
以下、前回のアンケートからの抜粋
●「大人のための絵本朗読会」はいつ、どんなきっかけで始められたのですか?
なぜ「大人のための」「絵本」の朗読会なのでしょうか?
大人も楽しめる上質な絵本をスクリーンに投影し、生の演奏と共に、絵本の専門家やアナウンサーが情感豊かに朗読をする「大人のための絵本朗読会」です。
2015年の秋、初めて開催したときには、満席のお客様から「こんなステージ初めて!」と大反響をいただき、次回を待ち望む声が多く上がり、コンスタントに開催することとなりました。
絵本は子供だけでなく、大人にも十分楽しめるものであるということを、主催する中で痛感しているところです。
むしろ、人生経験を重ねてきた大人だからこそ、絵本の中に隠された人生哲学、人の情け、喜びから悲しみまでの様々な感情も、子供よりも深いところで理解し、絵本を真に味わうことができるのだと確信しております。
●朗読と音楽のコラボレーションにまつわるエピソードを教えてください。
どちらも「生」で味わうものです。お客様との一体感がより深まります。
演者と観客が一緒に感動し、一緒に楽しめる醍醐味があります。
●ゆかさんの肩書「演劇朗読家」とは?
単なる読み聞かせの手法とは違い、長年演劇を通じて培ってきた表現を用いながらも感情過多になることなく、豊かで深い表現を目指し、このような肩書きにしました。
●ゆかさんはいろいろな方法で表現活動をしてこられましたが、なぜ朗読に辿り着かれたのでしょうか?
ナレーション、演劇、朗読、それぞれの魅力はどんなところでしょうか?
人の想像力を刺激するのが「朗読」と感じます。
物語を聴いているだけなのに、情景がまざまざと見えるたり、登場人物の心の動きが我がことのように感じられたりするのが朗読だと思っています。
ナレーションは状況説明や雰囲気を作り上げることにより重きがおかれると思いますし、演劇は、説明するまでもないでしょう(笑)
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