Q 今回の活動通じての印象的なエピソードなどあれば、お願いします。
作・演出の池田美樹がNHKの「ドキュメント72時間」という番組で放送された、
秋田にあるうどんの自販機にまつわる話を見たのが作品のはじまり。この番組を見て、
老若男女、いろんな背景の人が集う作品を書きたいと思いました。
もうひとつのモチーフが万引きGメン。無職から一転、私服警備員として働くことになり、
普通に見える人たちの普通でない一面を見ることになる主人公。笑えないけれど、
興味深い世界です。
今日見たニュースのこと、今日出会った人のこと。
いろんな人の背景を考えるお芝居になっていればいいなと思います。
おいしいものもたくさん出てくるので、お腹も空くお芝居です。
Q 今後の夢は何ですか?
小劇場のお芝居を知ってもらうこと、観に来てくれる人が増えるといいなぁと思います。
世の中には1,000人以上も入るような大きな劇場で、有名な方が出演されていたり、
豪華な舞台装置を使ったお芝居がある一方、きららのお芝居は1回40人もお客様が入れば
ぎゅうぎゅうになってしまうような密な空間で上演しています。
高価でもないし派手でもないけれど、お客様お一人お一人に一本のお花を手渡していくような
芝居だと思います。シネコンに対する単館系の映画のようなものでしょうか。
そんな小劇場のお芝居を、こんなご時勢、心にもやもやを抱えた方にも観ていただきたいです。
Q 熊本県民にPRしたいこと、今後の活動予定、お知らせなどあれば教えてください。
実は熊本の劇団や演劇環境はここ数年、全国からも注目されています。
劇団きららも、熊本・福岡・東京での公演のほかにも、おばけ屋敷を企画・演出したり、
上通さんとご一緒して演劇まつりを運営したり、大衆演劇の方とコラボしたこともありますし、
小中学校や企業でも演劇ワークショップを行なっています。
他の劇団さんや演劇人もほんとうにいろんな形で、いろんな公演で、活躍しています。
熊本の演劇界隈のいろいろを是非、注目して観ていただけたらと思います。
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
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FMK