毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、現在公開中の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」です。
普通の高校生が、ひょんなことから、超人的な力を身に着けて、街の平和を守るスーパーヒーローとして活躍する「スパイダーマン」。
これまで何度も映画化されていますが、2年前、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の1つとしてリブートされました。
今日ご紹介する「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、その“新生スパイダーマン”シリーズ、第2弾です。
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」とは、マーベルコミックを原作とした「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」、「ハルク」といったスーパーヒーロー達を同じ世界観の中で実写映画化したもので、その中心となるのが、ヒーロー達が共演する「アベンジャーズ」です。
今年の春に公開された「アベンジャーズ:エンドゲーム」は、これまでのMCUのストーリーの集大成といった内容で、衝撃的なラストが話題になりましたが、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、その後の物語、「エンドゲーム」の結末を受けた世界が舞台になっています。
「スパイダーマン」こと、ピーター・パーカーは、「エンドゲーム」で起きた出来事にショックを受け、苦悩を乗り越えられない中、高校の仲間たちと一緒に夏休みにヨーロッパへ修学旅行にやってきます。
しかしそこに、シールドの長官、ニック・フューリーが突然現れます。
ニックによれば、風、水、火、土の四大元素のどれかを操る謎の敵・エレメンタルズが現れ、世界を危機に陥れているというのです。
アベンジャーズの力は借りられない今、ニックはピーターに、異次元から来たという男・ミステリオと共に、エレメンタルズに立ち向かうミッションを与えます!
果たしてピーターは、ショックを乗り越え、ミッションを果たすことができるでしょうか?
ピーターを演じるのは、お馴染みのトム・ホランド。今回も過酷なトレーニングの末、アクションの9割を自分でこなしています。
また今回、新たなミッションのために4種類の新しいスーツが用意されています。
赤と黒の組み合わせや、真っ黒のスーツなど、これまでにない斬新なデザインも見ものですよ!
ミステリオ役を演じるのは、演技派ジェイク・ギレンホール。
異世界からやってきたヒーローという謎の役を見事に演じています。
ジェイクは、これまでも何度かスパイダーマン役の候補になったことがある俳優。
そのあたりのことを踏まえてジェイクの演技をみるとかなり面白いと思いますよ。
MCUでは、フェーズと呼ばれるまとまりによって、物語の進行が整えられていますが、今は「フェーズ3」の段階で、この「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」が
そのラストに位置付けられています。
MCUファンの方には見逃せない作品ですよ!
今後のMCUですが、ブラック・ウィドウの単独主演作品、「エターナルズ」という全く新しいヒーローもの、MCU初のアジア系ヒーロー単独映画「シャン・チー」、さらには、「ブラックパンサー」「ドクター・ストレンジ」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の続編も製作準備中です。
まだまだMCUの世界は楽しめそうですね。
今日ご紹介した映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■ユナイテッド・シネマ熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
字幕版、日本語吹替え版、4DX(フォーディーエックス)版が上映中です。
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」オフィシャルサイト
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