毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
今日ご紹介するのは、現在公開中の「ペット2」です。
飼い主がいない間に、ペットたちが巻き起こす騒動を
ユーモアたっぷりに描き、大ヒットしたアニメーション映画「ペット」。
その3年ぶりとなる続編が、今日ご紹介する「ペット2」です。
主人公は、ニューヨークのマンハッタンで、飼い主のケイティに愛されて暮らすテリア系の雑種犬マックスと、大型犬デューク。
しかし、3年の月日の間に、ケイティは結婚して可愛い子ども・リアムも生まれ、2匹を取り巻く環境は大きく変わっていました。
ある日、ケイティ夫妻はヨチヨチ歩きのリアムと、マックス、デュークを連れて家族旅行に出発。
そこで2匹は、クールな農場犬のルースターと出会います。
一方ニューヨークでは、旅行に行くマックスからお気に入りのおもちゃを預かったポメラニアンのギジェットが、そのおもちゃを失くしてしまいます。
手がかりを求めるため、ギジェットは、怪しいとにらんだ猫屋敷に潜入しようと親友の猫クロエにコーチを頼み、猫になりきろうとするのですが…
前作で活躍した個性的なペットたちが、今回も勢揃い!
中でも注目なのが、ペットの裏社会のボスで悪役キャラだったウサギのスノーボールで、なんと今回は、可愛い女の子のペットになっています。
しかも街の平和を守るスーパーヒーローになりたいという野望を抱き、コスチュームまで身につけて登場します。
とにかく、たくさんのキャラクターが縦横無尽に活躍するのが、このシリーズの特徴です。
「ペット2」を製作しているのは、イルミネーション・エンターテインメントというアニメスタジオ。
2007年に設立された、比較的新しいスタジオで、20世紀フォックスアニメーションの初代代表であるクリス・メレダンドリが立ち上げたスタジオです。
代表作は、世界的な人気者になった、バナナをモチーフにした黄色いメガネキャラクター、「ミニオンズ」です。
メレダンドリが目指したのは、「年齢や文化に関係なく、世界中の人々の心に響くアニメを作ること」。
そのため、まず愛されるキャラクターを作るのが重要で、ビジュアルが一番、セリフが2番目というスタンス。
脚本に最も時間をかけるピクサーとは対照的な作り方ですよね。
また、イルミネーションのもう一つの特徴は、フランスの製作会社マック・ガフと手を組んだことから生まれる、ユーモアのセンス。
ファミリー向けではあるものの、ちょっとひねったキャラクターやストーリーが、新たなファンを呼び込んでいるんです。
ミニオンズ人気は、その象徴といえますね。
ペットを飼っている人はもちろん、かわいい動物に癒されたい人にもおススメの「ペット2」。
ぜひ、お友達やご家族でごらん下さい!
今日ご紹介した映画「ペット2」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■ユナイテッド・シネマ熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
「ペット2」オフィシャルサイト
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