毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、今週金曜日・6月18日から公開される「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」です。
みなさんは、ホラー映画といえば、どんなものを想像しますか?
暗闇の中、幽霊や怪物などが追いかけてきて、主人公が悲鳴を上げながら逃げ惑う・・・なんてパターンが、すぐに思い浮かびますよね。
今日ご紹介する「クワイエット・プレイス」は、そんなよくあるホラー映画とは逆のアプローチをとって大ヒットした作品です。
ポイントは、タイトルの通り、音をたてないということ。
音をたてたら、何かが人間を襲ってくる、という斬新な設定で、そこから逃れる主人公一家とシンクロして、映画館では観客も息をひそめる現象が起きたことも、話題になりました。
1作目が製作された時は、続編はないとされていましたが、のちに3部作となることが発表され、今回の「破られた沈黙」はそのうちの2作目として製作されています。
本来なら昨年、全世界公開の予定でしたが、この「コロナ禍」で公開が延期され、1年以上待たされて、ついに公開となります。
日本の公開に先駆けて、今年5月28日から全米公開がスタート。
累計興収1憶800万ドル(日本円で約117億円)を稼ぎ出し、 コロナ禍以降の公開作品で、初めて全米で1億ドルを突破した作品となりました。みんな待っていたんですね。
では、そのストーリーをご紹介しましょう。
前作で、夫・リーと住む家をなくし、たった一人で生まれたばかりの赤ん坊と2人の子供たちをつれて、新たな避難場所を探すことになったエヴリン。
彼らは新たな謎と脅威にみちた外の世界で、いつ泣き出すかわからない赤ん坊を抱えてさまよいます。
そんな中、敵か味方かわからない、他の生存者たちに遭遇した一家ですが、彼らをさらなる脅威が待ち受けます。
前作で、夫・リーと監督をつとめたジョン・クラシンスキーが、今回も監督を担当。
彼のパートナーであるエミリー・ブラントが、今回もヒロインのエヴリンを演じるほか、聴覚障害のある長女リーガン役のミリセント・シモンズ、息子マーカス役のノア・ジュプも続投。
新しいキャストとして、「ダンケルク」のキリアン・マーフィ、「キャプテン・マーベル」のジャイモン・フンスーが加わっています。
映画の冒頭で、この世界の始まりの様子が描かれるので、1作目を見ていなくても大丈夫!
一家の家の周辺を描いた前作と比べて、廃墟や列車、船着き場と、舞台がスケールアップしているところも見どころです。
”観る”というより、”体験する”という、最新の映像体験が楽しめる作品。
ぜひ、大きなスクリーンでご覧になってくださいね!
今日ご紹介した映画、「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」は、
■ユナイテッド・シネマ熊本 ほかの映画館で、今週金曜日・6月18日から公開です。
ここでプレゼントのお知らせです。
「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」が鑑賞できるチケット・ムビチケをお二人にプレゼントします。
宛先はメール glory@fmkumamoto.jp
もしくはFAX 096-355-5200
締め切りは今日、6月15日(必中)です。
ご応募お待ちしています。
「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」オフィシャルサイト
-----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
詳しくはここ↓