ラジオ局エフエム・クマモト「FMK Morning Glory」の番組ブログ
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映画「サマーフィルムにのって」


2021/07/27 10:25


毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。
今日は、8月6日金曜日から公開される「サマーフィルムにのって」をご紹介します。
 
この映画は、今年の「くまもと復興映画祭」で上映され、大きな反響を呼んだ作品。
映画好きの高校生たちが、1本の映画を作ろうと奮闘する、恋あり、友情あり、笑いあり、感動ありの青春映画です。
 
では、そのストーリーをご紹介しましょう。
主人公のハダシは、時代劇が大好きな女子高生。
いつも勝新太郎の座頭市のビデオを観て、時代劇への憧れを募らせています。
しかし、所属する映画部では、キラキラの青春映画ばかり作っていて、もう3年生だというのに自分の作りたい時代劇が作れず、くすぶっていました。
そんな彼女の前に、武士役にピッタリの理想的な男子、凛太郎が現れます。
運命を感じた彼女は、幼なじみや他の部活のメンバーを巻き込み、個性豊かなスタッフを結集して、文化祭での上映を目指して映画制作を始めることに!
順調に撮影が進む中、実は凛太郎の隠されていた意外な正体が明らかになります!
果たして、映画は完成するんでしょうか?
 
主人公ハダシを演じるのは、元・乃木坂46の、伊藤万理華。
撮影前は、時代劇をほとんど見たことがなかったそうですが、監督から渡されたリストから、「座頭市」や「椿三十郎」を見て、撮影に臨んだそうです。
ハダシが運命を感じた理想的男子・凛太郎役には、「猿楽町で会いましょう」でも好演していた金子大地。
そのほか、河合優実、祷、キララ、板橋駿谷など、若手の注目俳優が共演しています。
 
監督は、ミュージックビデオやショートムービーで注目を集めた、松本壮史監督。
この作品が、長編映画監督デビュー作となります。
松本監督とともに脚本を手がけたのは、劇団「ロロ」の主宰で知られる三浦直之。
長年の盟友だったという彼らは、「最高に熱い青春映画を作ろう」という思いで企画を立ち上げ、わずか数時間でストーリーの大枠とキャラクターを生み出したそうです。
 
そんな彼らの思いが世界中に伝わったのか、去年の東京国際映画祭で特別招待作品になったのをはじめ、アメリカ、カナダ、スペイン、オランダ、ドイツなど、世界各国の国際映画祭に続々と出品されています。
 
スタッフとキャストの熱気が、そのままスクリーンに映しこまれたような、楽しくて、フレッシュな一本。
こんな青春送りたかったな、と思わせてくれる作品ですよ。
高校時代の部活の思い出を懐かしく思い出し、甘酸っぱい気持ちになる映画です。
ぜひ、スクリーンでご覧ください!
 
今日ご紹介した映画、「サマーフィルムにのって」は、
??Denkikan
で、来週、8月6日金曜日から公開されます。
 
「サマーフィルムにのって」オフィシャルサイト
https://phantom-film.com/summerfilm/
 
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