「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。
八代市坂本町でキクラゲの生産・販売を手掛ける「山之屋」代表の山平拓義さんにお話を伺いました。
ご出演者のプロフィール
高校卒業後、15年ほど福祉の仕事に携わってきました。
趣味は釣りやゴルフをすることが多くなってきましたが、最近は全く行けていません。(泣)
●山之屋について、基本情報をお願います。
・熊本県八代市坂本町百済来上2706-2
・従業員:パート3名
Q@ 山平さんがきくらげ栽培を始めたのはいつ、どのようなきっかけからですか?
・きくらげとの出会いは、今から8年前ほどです。
当時、福祉の仕事をしていた時に「農福連携」に興味を持ち自分でもやってみたい。と思っていた時に熊本市内のバーでたまたまきくらげを生産している社長に出会い、何回も話をしていく中で、「これなら自分の夢に近づける」と思い、農業経験ゼロの状態で、脱サラしアルバイトで、2年半キクラゲ栽培の勉強をさせていただきました。
・きくらげ栽培の魅力は、室内で栽培でき、高齢者や障がいがある方が仕事をしやすい環境を作れることが魅力的でした。
また、国産のキクラゲがほとんど少ないということも、魅力を感じました。
QA 令和2年7月豪雨では山之屋さんも被害を受けたということですが、(差し支えない範囲で)被災状況を教えて頂けますか?
また、山之屋さん再開に至るまでの道のりについても教えてください。
・栽培していた工場は屋根の上まで濁流にのみこまれ、施設整備はすべて流出し涙も出ない程でした。
・事業再開までの間、ボランティア活動しながら、地域の方々と徐々に交流も増えていく中で、現在の工場の場所を教えていただき、持ち主の方に相談すると、快く承諾してくださいました。
QB きくらげという食材について、どのような場所で栽培されているのかや生産量、栄養価、旬、また、乾燥きくらげと生きくらげの違いなどを教えてください。
・私の事業所では、建物の室内をいくつか仕切り空調を使って通年栽培しています。
一般的にはハウス栽培をしていることが多いです。生産量は、年間約20t程です。
・きくらげの栄養価について、一般的にビタミンDが1位となっており、骨粗鬆症や免疫力UPの効果が期待できるといわれています。
次に食物繊維が食品中2位となっており、腸内環境を整え、お通じや美容効果が期待できるといわれています。
ほかにも、鉄分、カルシウム、などの栄養素が含まれています。
・きくらげの旬は4月から10月までが旬になっています。
・食感は、乾燥きくらげとは違い、プルプル、シャキシャキとした食感で、初めて食べられる方は大概驚かれます。
QC 純国産のきくらげはどれくらい流通しているのでしょうか?
どうして純国産のきくらげは少ないのですか?
国産の生産量は5%ほどです。
その中でも外材を使わず、国産材のみで作られた純国産といわれるものは、もっと少ないと思います。
QD 八代の自然ときくらげ栽培との相性はどのような感じでしょうか?
また、山之屋さんのきくらげ栽培のこだわり、そしてどうして生でのきくらげの出荷が可能なのかを教えてください。
・現在の工場での栽培も坂本町の綺麗な山水を使用し、災害前と変わらない程のキクラゲを作ることができるため、坂本町の環境があっているのだと感じます。
・生での出荷が可能なのはきくらげという食材が少しずつ認識されて始めてきて、消費者の方に適切な保存方法などの説明をしながら、歩き回ってきたからだと思います。
QE 生きくらげの保存方法や新鮮なきくらげの見分け方などを教えてください。
また、山之屋さんのきくらげはどこで購入することができますか?
・きくらげの新鮮な見分け方は内側についている白い粉(胞子)がついてるのが鮮度がいい証拠です。
古くなると、胞子を飛ばしますので白い粉がなくなます。
ちなみに胞子は食べても問題ないので、洗い流さず調理していただいて大丈夫です。
・保存方法ですが、冷蔵庫で二週間ほどは保存できます。
それ以上保存したい場合は、冷凍保存することで半年ほど持ちます。
解凍するときは自然解凍はできませんので、流水解凍か、凍ったまま調理に使っていただきますので、あらかじめ好きな大きさに切って冷凍することをお勧めします。
・山之屋のキクラゲはまだ販売先は少ないですが、八代の産直や、熊本市内の産直やスーパーでもお買い求めいただけます。
QF きくらげのおススメの食べ方、レシピなどを是非教えてください。
・オススメのレシピはたくさんありますが、今らかの季節、炊き込みご飯、おでん、お鍋やすき焼き、アヒージョなどがお勧めです。
私は毎日お味噌汁に入れて食べています。
お味噌などの発酵食品との食べ合わせもよく、毎日手軽に作る料理でもありますので。
QG 山平さんが思うきくらげの魅力はどういった所でしょうか?
是非教えてください。
・栄養価の面でも、仕事面でもまだたくさんの可能性がある食材だと思っています。
また、作り手によって個性のあるきくらげができるのも魅力の一つです。
QH 最後に、山之屋さん、もしくは山平さん個人の夢や目標、ラジオをお聴きの皆さんへのメッセージをお願いいたします。
・私の夢をかなえるために出会った食材だと思っています。
まだまだマイナーな食材ではありますが、ラジオをお聞きの皆様に生きくらげのを知っていただければ幸いです。
よく、販売をしていると、ラーメンや中華に入っているやつでしょ?と言われますが、それは乾燥きくらげです。
生キクラゲは食感から違います。
実際、食べていただいた方の多くは、「美味しい」と言われます。
まず一度試されてみてください。
本当に違いが分かります。
---------
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
詳しくはここ↓