「FMK MorningGlory」毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、番組がおススメする映画情報をお届けしています。
今日ご紹介するのは、現在公開中の「クライ・マッチョ」です。
半世紀以上にわたりその演技で私たちを魅了し続け、さらには「許されざる者」
「ミリオンダラー・ベイビー」で監督として2度のアカデミー賞作品賞・監督賞に輝いたクリント・イーストウッド。
今回は、彼の監督デビュー50周年、そして40作目の監督作であり、自身が主演も務めるアニバーサリー作品です。
今回イーストウッドが演じるのは、かつてはロデオ界のスターとして活躍し、落馬事故をきっかけに落ちぶれてしまった、年老いたカウボーイのマイク。
そんなマイクは、かつての雇用主に「メキシコで元妻と暮らす10代の息子・ラフォを連れ戻してほしい」と懇願され、過去の恩義を返すため、この難題を引き受けます。
マイクはメキシコに赴き、闘鶏用のニワトリ“マッチョ”だけを抱えてストリートで生きてきたラフォを半ば誘拐のような形で拾い、警察やラフォの母親が放った追手をくぐり抜けながら、アメリカへ向かうのですが、マイクは少年とともに人生の岐路に立たされるのです・・・。
ここでちょっと余談です。
主演のイーストウッドも素敵なんですが、脇役を演じる俳優たちも素晴らしいです。
主人公マイクに少年を連れ戻してほしいと依頼する父親・ハワードを演じているのは、カントリー歌手としても有名なドワイト・ヨーカムです。
アメリカでは知らない人がいないくらいのスーパースターで、グラミー賞のノミネートはこれまで20回以上を数えます。
1991年には「カントリーゴールド」のステージで、阿蘇アスペクタで演奏も行ったことがあります。
このスーパースターが、昔は過去にいろいろあった牧場主を渋く演じています。注目です。
これまでの作品では、「強い男」を演じることが多かったイーストウッドですが、今回の作品の中で彼が表現する“本当の意味での強さ”は、生き辛さを抱えていたり、進むべき道を見失ってしまいがちな私たちの心に、希望の灯を灯してくれるかもしれません。
イーストウッドが表現する「本当の意味の強さ」を、是非、劇場で体感してください!!
映画『クライ・マッチョ』は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■TOHOシネマズ 熊本サクラマチ
■ユナイテッドシネマ熊本
■熊本ピカデリー で、現在公開中です。
映画「クライマッチョ」オフィシャルサイト
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