ラジオ局エフエム・クマモト「FMK Morning Glory」の番組ブログ
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フラメンコギタリスト、樫原秀彦さん


2022/08/22 10:25

「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。
今日は、熊本在住のフラメンコギタリスト、樫原秀彦さんにお話を伺いました。

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●ご出演者のプロフィールをご記入ください。
 
1968年千葉県生まれ。
2012年フラメンコギターのファーストソロアルバム「流れ行き先に3・11」をリリース。
2020年セカンドソロアルバム「Answer」をリリース。
その他、グループでのCDについては、既に活動を終えている為、割愛させて頂きます。
2015年東京から熊本に移住後は、九州地方を主に演奏活動中。
趣味は、散歩です。
 
Q@ 樫原さんがフラメンコギターを始めたきっかけについて教えてください。
 
1990年に渡米。NYにてギタースクールを卒業。
その時に出会ったロシア人のフラメンコギタリスト、イゴー氏の
あまりにも悲しく美しいギターに衝撃を受け、フラメンコギタリストになる事を決意。
幼少の頃は、ピアノ、クラリネット、主にクラシックをひいていました。
高校生の時にギターを始め、最初はロック、ポップ等の弾き語りをしていました。
 
QA 改めて「フラメンコギター」とはどのような楽器でしょうか?
 
インド北西部を起源に、スペイン、アンンダルシア地方にたどり着いたロマ族の、差別、迫害等の中から生まれた音楽。
ギターの構造上、板が薄く作られている為、音の立ち上がりが速く乾いた音色がします。
奏法は多岐に渡り、現存する楽器の中でも最も難しいとされています。
 
QB NYで修行されようと思ったきっかけについて教えてください。
 
NYへは当時、交際中の方と駆け落ちをしました。
最初はジャズを勉強していたのですが、フラメンコに魅了され、現在に至ります。
 
QC 樫原さんがフラメンコギタリストとして活動される中で印象に残っているエピソードを教えてください。
 
少人数のお客様達、小さな会場でのコンサートがメインですが、一期一会のご縁を大切に活動してきました。
フラメンコギターを通して、今までに素敵な方達と出会えた事が、僕の人生の宝物です。
 
QD 樫原さんの思う「フラメンコギター」の魅力とはどういった所でしょうか?
 
人間が持つ様々な感情に訴えかける音楽。
激しさと静けさを内包する音楽。
心の深いところに届く音楽。
生きる事の根源、愛と喜びの音楽。
 
QE 樫原さんの演奏を聴くことができるイベントや、今後の演奏予定を教えてください。
 
2022年9月18日(日曜日)午後3時から
黒髪の熊本市男女共同参画センター円形ホールにて
樫原秀彦フラメンコギターソロコンサート「抒情詩」
料金3000円、予約不要、問い合わせ090-4732-7161
詳細は、フラメンコギタリスト樫原秀彦のブログ、facebookページでご覧頂けます。
 
QF 最後に、樫原さんの夢やこれからの目標、ラジオをお聴きの皆さんへのメッセージをお願いいたします。
 
人が生きる意味は、人生の様々な経験を通して、魂を成長させる事だと思っています。
フラメンコギターを奏でる事が、僕の魂の成長に深く関わっている事に感謝の気持ちを忘れず、これからも日々精進していける事が僕の夢であり、目標です。
ラジオをお聴きの皆様へ、この混迷の時代を共に生き抜いていきましょう。
愛が溢れる世界になっていく事を切に願っています。
 
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