クロペディア「星の王子様の星」
星の王子様の星
出典:パンゲア百科事典『クロペディア』
目次
1.新説(RN:さんまるさん)
星の王子さまはどこからやってきたのか。 そしてどこにいけばあえるのか。 我々は調査を開始した。 有識者は語る。 「星の王子さまの星はこれまで誰も見たことがない、未知の惑星である可能性が高い。」 誰も見たことがない惑星。 我々は探した。 午前二時、望遠鏡を担いで… しかし満天の星空、如何に昔パンダスタンプで交換した望遠鏡を駆使しても発見はかなわない。 そんな折一つの仮説を立てた。 有識者の言う誰も見たことがない星。 すなわちそれは、見たことがあっても見たことがあると言えない星なのではないか… 見たことが言えないという事は存在をも証明できるはずがない。 一つの結論にたどり着く。 星の王子さまの住む星はずばり、 「人妻の背中のホクロ」である。 研究員諸兄は人妻の背中のホクロを見たことがあるか? 誰もいるわけがないし、あってもあったと言えない、誰も存在を証明できないのだ! 我々はこの現象をシュレーディンガーのホクロと名付けた。 調査を続ける中で 人妻のホクロの撮影に成功した! こう嬉々として電話してきた研究員がいた、しかし何故か家を出る直前に首根っこを捕まれ、裁判所に出頭したまま姿を見たものはいない。 このまま、おめおめとひきさがっては研究員の名折れ、そう言って鼻息荒く、 首根っこを捕まれずに、人妻の背中のホクロを確認する方法を見つけたと語った若い研究員もいた。 しかし、その研究員は「熟女」と書かれた看板の飲み屋に入ったのを最期に消息を絶ったという…
2.諸説(RN:特急ミレンさん)
もうすぐ七夕である。 織姫と彦星が出会う日でもある。 実は彦星と星の王子様は仲がいい。しかし同時に恋のライバルでもある。お互い、織姫の事が好きなのだ。 『好きなんだけど、離れてるのさ••••。遠くで星を見るように。』と、王子様は織姫からフラれないように、星のフラれないメンコという歌を唄った。 ただ離れているのは、住んでいる距離ではなく、心の距離なのである。 そう!王子様と織姫は、すぐ近くに住んでいる。 にもかかわらず、織姫は王子様を見向きもしない! やはり星の王子様が、幼児用のカレーの王子様ばっかり食っていては、見向きもされないだろう。 ある日、彦星と王子様が仲良く散歩をしていたら、偶然にも織姫に出くわした。 どっちが言ったか分からないが、緊張して『お•••お••••音姫!』と名前を間違って呼んでしまった。 すると織姫はブチキレて、『誰がトイレの音を消す機能やねん!』と言って、王子様を思いっきり殴ったのである。 織姫は王子様が自分の名前を間違えたと思っていた。 『ぬれぎぬを着せられた•••。』と、王子様はボソッとつぶやいた。 落ち込んだ王子様は、誰かに聞いてほしくて、遠くに住んでいる母に手紙を書いた。 『母上様、お元気ですか?夕べ杉のこずえに明るく光る星ひとつ、見つけました。』 と書いた後、悔しくて涙が出てきた。俺じゃない!音姫と言ったのは彦星だ! そう言いながら涙をぬぐい、手紙の続きを書いた。 『くじけませんよ男の子です!寂しくなったら話しに来ますね!いつか•••たぶん••••。それではまた、おたよりします。母上様。。。脱臼。』と書いて、母に手紙を送った。 そう!王子様は織姫に殴られて、肩を脱臼していたのである。 脱臼した手で手紙を書いた王子様は、なかなかの根性者である。 『この痛みは絶対に忘れない!彦星が音姫と言った張本人だという事を証明して見せる!』と言った瞬間、王子様の星がキラッと光った。 警察用語で犯人の事をホシと言う。 星の王子様の星は、犯人だと思った人物を思い浮かべるとキラッと光るらしい。