クロペディア「歩行者信号機の二人」

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歩行者信号機の二人


出典:パンゲア百科事典『クロペディア』

目次

1.新説(RN:本名希望 西 直也さん)

黒木所長、こんにちは。「経済アナリストという職業名に興奮を隠し切れない私が、
何かの感触を味わいたいためにグミキャンディをニギニギしながら考えた仮説をご紹介します。
歩行者用信号機は、元々は道路用信号機と同じく横向きで青、黄、赤の三色であった。
「青は」「進んでもよい」という意味である。言い換えると、「進まなくてもいい」という解釈ができる。
青はどっちつかずである自分のアイデンティティーが喪失しかけていた。
ふと端に目をやると、そこには確固たる権限を持った「赤」が存在した。赤は曖昧な言い方ではなく、圧倒的な存在感で「止まれ」と訴える。はっきりと自己表現をする赤に、青は惹かれていった。
両端の二人が急接近する中、「黄」は存在感を失くしていく。
黄は、基本的には「止まれ」という意味だが、すでに停止線に差し掛かっており安全に停止できない場合は、注意してそのまま進むことができる、という、状況によって意味合いが変わるところがどっちつかずな印象を与えてしまい、黄は所在なげにその場にたたずみ、赤と青の急接近により、はじき出された。
「まわれまわれメリーゴーラウンド もうけして止まらないように」トレンディドラマの名曲「LA LA LA LOVE SONG」を口ずさむ二人は、歌詞のとおり回転して横から縦に形状を変えた。
これが、信号機界の「ジョンとヨーコ」、または「ケンとメリー」と言われる、歩行者用信号機の二人である。その後、熱々の二人に押し出された黄は怒り悲しみ憤慨した。
青のことが好きだった黄は、自分は止まらなければならない存在のはずなのに、青に体当たりをした。
黄は青と混ざり合い、「青」は「緑」になってしまった。
この、黄の青に対する横恋慕が、どう見ても緑色なのに青と認識されるに至った理由である。
ちなみに、信号が青のときに流れる音をiPhoneの着信音にしてみたら楽しいかなと思ったが、
みんながスマホをいじり出して危ないので、やっぱり普通が一番だと思った。そして9月・・・。

 

2.諸説(RN:イチハラ ガクさん)


	

歩行者信号機の人物はどちらも帽子を被っているため長年男性だと思われていたが、
先日私が実際に国土交通省に問い合わせてみた所、なんと二人は夫婦であることが判明した。
トイレの男女イラストと同じ原理で、赤が妻で青が旦那らしい。
そして信号機と言えば主に「電球式」と「LED式」の2種類がある。
どちらも青の旦那のポーズは同じだが、赤の妻のポーズは違うことにお気付きだろうか?
実は電球式の歩行者信号は妻の方がピーンとマグロのような棒立ちスタイルなのに対し、
LED式は足を広げてどっしりと構えた仁王立ちスタイルとなっているのだ。
信号機は元々電球式が主流だったが、視認性やエコロジーの観点からLED化へと変更が進んでいる。
つまり、電球式の夫婦は新婚時代、LED式は熟年夫婦時代と言えよう。
最初はどんなにおしとやかで初初しげな女性であっても、長年の紆余曲折を経るといずれ必ず
仁王立ちスタイルのたくましい女性へと変貌してしまうのだ!
これは余談だが「仁王立ちの女性」とは良い響きであると思う。
ぜひたくましい女性に私が仰向けで寝ている上仁王立ちで跨がられてみたい。
ちなみに私の妻も、交際して暫くは私に対して敬語を使っていたが、
今では強い口調で「お前ボケ」呼ばわりをしてくる。

黒木さん、あんたの奥さんはどうなんだい?

 

 

 

 

 

 

 

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