熊本県立大学客員教授 平野有益さん
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Q① ご出演者様ご自身について、プロフィールや経歴など、教えてください。
・元熊本日日新聞社編集局長
・元新聞博物館長(熊日内。日本最初)
・元TKU(テレビ熊本)ニュース解説委員
Q② 元熊日編集局長の平野さん。なぜ新聞社へ?また、どんなお仕事をされてきたのでしょうか?
新聞社への入社動機:世の中の動きと関わりたい。
八代―県政―東京支社―農政。連載「農家破産」で農業ジャーナリスト賞。
文化部デスク(部次長)などを経て、事業部で夏目漱石来熊100年事業(漱石博)の総合事務局を担当。
記念誌『漱石の四年三カ月』編集。
編集委員・論説委員時代に、
❶「田舎が見たニッポン」シリーズ(「青春の田んぼ」「文学部の農学者」「トマトハウスの女たち」など)
❷「カッチンおばさん侵攻 園芸福祉―丸山の挑戦」(中村勝子さん)
❸「人間げんき紀行」(全国の地域づくりルポ)
❹「400年のまち 熊本城下を歩く」
Q③ 音楽劇「天草小唄ものがたり」の原作の書籍である
「流行歌手横田良一と『天草小唄』」を出版されたきっかけを教えてください。
2005年の父の死後、美男歌手横田のドラマチックな生涯に魅かれ、
10数年かけてレコード歌手としての実像を調べる。しかし、
❶亡くなる直前に一切の写真と音楽資料を自ら燃やした、
❷映画主題歌を含む100曲余りを吹き込んだにもかかわらず、
24歳で死んだため、古賀政男、藤山一郎、淡谷のり子らの伝記にも一切登場しない―などで調査は苦労、
❸神戸市に住む横田の遠縁の吉松英夫氏が集めた
横田の100曲以上のレコードが大きな手掛かりとなって出版に至る。
Q④ どういう経緯で舞台(音楽劇)化したのでしょうか?
音楽劇は出版の延長線上。熊日の先輩から「やろう」と勧められて。
元手資金はゼロ。天草2会場と熊本公演の総事業費は1300万円。
Q⑤ ずばり本作の魅力・注目ポイントを教えてください。
横田のドラマチックな生涯を軸に夫婦愛、家族愛が展開。
『天草小唄』以外の横田の歌や、藤山一郎、淡谷のり子らの昭和の大ヒット曲~
『東京行進曲』『別れのブルース』『東京ラプソディ』など20曲を唄いつつ、劇が進行する。
『天草小唄』も随所に登場。
主役(横田良一)のテノール歌手・下司愉宇起(しもじ・ゆうき)、
(妻・登美子)ソプラノ歌手・赤池優(あかいけ・ゆう)は熊本市育ち、東京芸大卒のプロ歌手。
2人のデュエットも。
今回の公演について改めてご紹介します
「音楽劇 天草小唄ものがたり 幻の歌手 横田良一」
今週末1月20日(土) 市民会館シアーズホーム夢ホールにて開催されます。
開場は午後1時、開演は午後1時30分です。
チケットは前売券が 3,500円 当日券が 4,000円 となっております。
熊日プレイガイド、市民会館シアーズホーム夢ホール、セブンチケット等で発売中です。
昨年8月に開催された天草・牛深での公演はチケット完売!
チケットはお早めに♪お問い合わせは熊日事業センター 電話 096-361-3366まで。
Q⑥ おしまいに、ラジオをお聴きのみなさんにメッセージを御願いします。
熊本出身では最初の流行歌手と言える横田のはかなくも驚きの青春を知ってほしい。
昭和歌謡曲の魅力も感じ取って頂ければ。