吉永農園農産物加工所 お八つや 鍋田美佐さん
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最近話題のあんな人・こんなもの・お店・イベントなどをPICK UPして、
パーソナリティのマッキーがお話を伺う、「Macky Talks」。
今日は、吉永農園が丹精込めて育てた美味しい野菜や、ハーブや野菜を使ったお惣菜や加工品、
たこやき、さつまいもの天ぷら、アジフライなどを販売されている
「吉永農園農産物加工所お八つや」の鍋田美佐さんをお迎えしてお話を伺いました。
Q① ご自身について、プロフィールや経歴など、教えてください。
● S46年生まれ53歳 合志市野の島「吉永農園」の三兄姉の末っ子として生まれ、
幼少期から植物への愛と興味が尋常でなく、祖母や父と野草や山菜、木の実を取りに行く事や、
それを調理するのが楽しみだった、山猿のように野山で遊ぶ子どもでした。
● 子ども時代は、三度の飯より釣りが好きだった父が、
毎夏、家族を連れて最小限の食糧と水を持って無人島に渡り数日間を過ごしていたため、
リアル版「とったどー! 」生活を経験して来ました。
アウトドアはレジャーでは無くサバイバルだったので、どんな場所にどんな生き物が生息して、
どれが食べられるものなのかをワイルドな父から本能に叩き込まれました。
● 父や兄と同じく、菊池農業高校馬術部に所属し、乗馬三昧の高校生活を送りました。
父や兄、そして兄嫁や甥、姪は、国体チャンプ、全日本チャンプと、本格的な馬術経験者であり、
馬術一家である吉永農園は、スイカ生産歴60年の西瓜農家で、
土づくりから数えると、一年のうち8か月以上をおいしい西瓜を作るために費やし、
その傍らで、米や野菜を生産しています。
お八つやは、最高の土で育つ吉永農園の美味しい野菜の恩恵あってこそのお店です。
●高校卒業後は、一般企業に就職しましたが、
中学時代から愛してやまなかったオールディーズを歌うため、
「ライブハウスケントス」に入社。博多と天文館にてステージを務めました。
●鹿児島大水害にて地下のお店が使用不可能になった際に退職し、
実家に帰り「九州農業試験場」にて働く中、
趣味で オールディーズ バンド活動をしていた夫と出会い、結婚。三人の子を授かりました。
●3年前の7月に「吉永農園農産物加工所 おやつや」を開店しました。
吉永農園にて育つ中で、田舎の農家で親戚が多い事や近隣の人達との繋がりが密だった事、
季節の行事や慶弔、豊作を祝う祭りや選挙等、いつも沢山の人が集まり、
大きな竈からはいつも煙がのぼり、何かしらの料理を大量に作って振舞う環境におりました。
昔も今も、「にしめは〇〇おばさん」 「だごは〇〇おばさん」「漬物は…」と、
それぞれの料理には必ず名人がいて、若者は皮むきや切り刻み、食器洗いから始まり、味付けは名人が。
名人亡き後も、その味は、おしゃべりと笑い声の絶えない空間で次の世代に引き継がれて行く。
時としてセオリーとは対極の、農家だけしか知りえない、
野菜や保存食を一番美味しくする調理法なども含め、
貴重で贅沢で愛おしい学びの場で色んな事を教えてもらいました。
吉永農園では、初秋のこの時期になると、米麹を作ります。
40年前に亡くなった祖母がしてきたように、
もう80歳になった母が夜中に何度も起きて温度管理をしながら麹を寝せて、味噌を作ります。
「本当においしいもの」を作るのは、本当に大変で、とてもありがたい事だと思います。
自分がどれほど美味しくて贅沢なものを食べて育ってきたか、大人になって気づきました。
美味しいものを食べさせてくれた人達。
心を込めて丁寧に作る事の大切さを教えてくれた人達への感謝を込めて、
屋号には、「吉永農園」の文字を使いました。
Q② 「吉永農園農産物加工所お八つや」どんなお店でしょうか?基本情報を教えてください!
●毎週土曜日(臨時休業あり)、11:30~18:30オープンしています。
●仁王さん通りの突き当り、ロッキーの隣です。
●吉永農園が丹精込めて育てた美味しい野菜や、私が畑を間借りして育てているハーブや野菜
を使ったお惣菜や加工品と、たこやき、さつまいもの天ぷら、アジフライなどを販売しています。
●お惣菜のメニューは日替わりです。
Q③ 何がきっかけでお八つやを開いたのでしょうか?
とにかくたこ焼きが大好きで、いつかお店を開けたらいいなあと、
20年程前にプロ仕様の鉄板を購入し、コツコツと たこ焼きの研究をしていました。
5年前、開店計画が本格化した時には、美味しいたこ焼き屋さんで修行バイトを始め、
色々と教えていただきました。
同じく20年前から、実家の吉永農園でバジルをはじめ、ハーブ類の栽培、
モリンガなどの、自分が欲しいと思う植物を育てています。
食へのこだわりや、発酵食品や加工品への変態レベルの探求心をもってして長年作り続けている、
体に良いもの、沢山の名人達に教えてもらった美味しいものを提供する、
唯一無二のお店を開きたいと思ったのがきっかけです。
お店で提供する料理は、我が子に食べさせるものと同じ物で作ります。
Q④ 司会や朗読のお仕事でもご活躍されてるそうですね!
どんな活動をされてらっしゃるのでしょうか?
お店オープン直前まで、「池田さとみ司会事務所」にて婚礼司会を務めておりました。
当時、「全ての婚礼を、我が子の婚礼に立ち会うように、
全身全霊で臨む事」をモットーとしておりました。
今でも時々ラインで近況を知らせてくださるカップルもあり、本当に嬉しい限りです。
池田代表をはじめ素晴らしいメンバーの皆さんに、司会者として、
そして女性として、人としての沢山の事を教えて頂いた事。
そして、司会者として携わらせて頂いた新郎新婦の皆様には感謝でいっぱいです。
「朗読アラカルト」は、熊本の朗読界を代表する「池田さとみさん」と「石岡まゆみさん」が代表を務めておられ、
先月旗揚げ公演を果たしたばかりの朗読の会です。
FMKでもご活躍されている上田ともみさんや郡山やすよさん、
柾居よしなりさん、舞台女優のきないさとみさん、山本がくとさん等、
錚々たるメンバーの朗読は本当に素晴らしく、引き込まれました。
「朗読アラカルト」は、季節毎、年に4回の公演を予定しており、
次回は12/22日(日)くまもと県民交流会館パレアにて開催されます。
贅沢な時間をぜひ皆様にもお楽しみ頂ければと思います。
Q⑥ お店のおすすめポイント・おすすめメニューを教えてください!
●季節の野菜や野草などを使った、安心安全なものを作ります。
● たこ焼きの味は「ソース・だし醤油・焼き塩・激辛ソース」ソースは自家製ブレンド
だし醤油と焼き塩メニューのトッピングに使う「柚子胡椒」と「梅干し」は、自家製無農薬です。
激辛ソースは、甘さを抑えたブレンドソースで、自家製無農薬唐辛子をどっさり煮込んでます。
●時々作る「ホルモン自家製味噌煮込み」と「揚げ豚足」は、菊池農業高校馬術部時代の仲間、
合志市の「塚本養豚」から分けてもらう、とびきり美味しいものを、徹底的に下処理して作る自信作です。
●看板メニューとも言える「いも天」も、知り合いの農家さんから分けて頂いている最高の紅はるかを使っています。
●自家製無農薬のレモン塩ペーストとハーブで味付けした「レモン塩ハーブチキンスティック」もおススメです。
●夏はかき氷、寒い時はわたあめもあります。
●我が子らの部活動生活を全力応援してきたので、
部活を頑張っている中高生には、お一人につきたこ焼き1パック50円引きしています。
Q⑦ おしまいに、リスナーの皆さんにメッセージをお願いします!
いつもありがとうございます。
おやつやでは、採ってすぐの野菜はじめ美味しい食材しか使わないので、
多分誰が料理しても美味しく出来ますが、命をもらう食材に失礼のないように、
そして、食べてくださる皆様が笑顔になるようにと、心を込めて調理しています。
お近くを通られる際は、ぜひお立ち寄りください。