甲玉堂 営業本部長 野口裕史さん
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最近話題のあんな人・こんなもの・お店・イベントなどをPICK UPして、
パーソナリティのマッキーがお話を伺う、「Macky Talks」。
今日は、創業1919年 上通の老舗文具店 甲玉堂から
営業本部長の野口裕史さんさんをお迎えしてお話を伺いました。
Q① ご自身について、プロフィールや経歴など、教えてください。
上通の文具店に勤務して33年、
最近はその片腹で絵描きとしても活動しております。
ワークショップなどのイベントを企画開催するのが大好きで、
絵の講師もNHKカルチャーセンターで行っております。
Q②長い歴史のある甲玉堂。基本情報・歴史を教えてください。
上通の老舗文具店 甲玉堂は創業1919年。
甲玉堂のルーツは創業者が山梨県(甲斐国)にあるようです。
山梨県の特産品である水品の印鑑や当時生産が盛んだった万年を熊本で販売しはじめました。
当時の甲玉堂の写真に『甲斐国 甲玉堂 熊本支店』という看板が出ています。
現在の甲玉堂の向かい側に店舗があり、一時は甲玉堂鞄店もあったようです。
今年で創105周年、 店舗を8月にて替えグランドオープン致しました。万年筆を形どった板が目印です。
和の落ち着いた雰囲気で、より見やすくなった店内、
万年筆の品物は県内最大で、筆記具、レター用品、画材などの良さを
伝えていきながら、より良い文具をご提供してまいります。
Q③ 甲玉堂でのお仕事内容について教えてください。
甲玉堂の売り場に立つこともありますが、メインとしては売上仕入れ全体を管理し、
経理、企画、ネットショップを担当しています。
売り場の構成や品揃えについても店長やスタッフと話し合ってきめていきます。
18歳で高校卒業してすぐにアルバイトとして入社して、
破れたジーンズにエプロンをして商品の品出しなどをしてました。
その当時は文具が飛ぶように売れる時代でしたね。
今は学校や職場でも文具を使わなくなったペーパーレス時代、 でもだからこそ、
文具の面白みや手書きの良さを感じられるお店にしたいですね。
Q④ アーティストとしても活動されてる野口さん。どんな絵を描かれるのでしょうか?
アーティストというより、ただの絵描きですが、 アクリル水彩画やペン画で
心象風景(いわゆる頭の中で創造したもの)を描いています。
雰囲気としては少しミステリアスな絵本のような感じでしょうか
動物や昆虫や人物をモチーフとした作品が多いと思います。
活動としては、個展などの展示会が中心ですが、 百貨店などの企画に呼んでいただいたり
ご依頼作品を受けたりして、県内外で活動する機会も増えてきました。
Q⑤ 絵を描くようになったキッカケを教えてください
元々、 家族に絵を描く人が多くて、 母や姉は作品を描いては発表していて
小さい頃から面材も身の回りにありましたので、私も落書きばっかりしてました
でも特に美術の学校など教育を受けたわけじゃなく、 姉の作品だったり、
好きな作家さんの描き方を研究したりして、26の時に市役所の裏にあった
画廊喫茶三点というお店で初めて個展をしました。
そこから地味に作品を描いていましたが、子供が生まれ、部屋が狭くなり、絵や画材を一切片付けたんです。
33ぐらいから44ぐらいまで絵描きの活動を全く辞めていました。
でも甲玉堂のイベントの中でイラストレーターさんや絵本作家や画家さんたちのワークショップを
企画してましたので、次第に自分もまた描きたいという思いが再燃しまして、活動を再開しました。
SNSの活用も自分にとっては作品発表やモチベーションに大きな役割です。
そんな中、姉が絵描きの半ばに病で亡くなりまして、遺志を継ぐ訳じゃないんですけど
健康で描ける状態の私がダラダラサボっていたら、
姉に対してなんか悪いなという気になりまして、しっかりと描こうと思って活動しています。
Q⑥ イベント等今後の予定があれば教えてください
甲玉堂のイベントは10月26、27日に色鉛筆画、日本画、 アクリル水彩のワークショップイベント
11月1日、2日には甲玉堂インク沼という万年筆やガラスペンのファン必見のイベントが開催されます。
絵描きのノグチヒロシ個人のイベントとしては10月23日から27日まで上通の大宝堂で
色鉛筆画、日本画の作家と一緒に 「三者三蔵」 を開催して
26、27日にワークショップイベントも行います。
11月は福岡で個展プラスワークショップも開催しますので
甲玉堂とノグチヒロシのインスタをフォローいただき、イベント情報を観ていただけるとしいです。
Q⑦ おしまいに、リスナーの皆さんにメッセージをお願いします!
NHKカルチャーセンターでも絵画教室をしております。
ご興味ある方は見学もできますので、宜しくお願い申し上げます。