2024年8月25日 熊本災害ボランティア団体ネットワーク「KVOAD」の外国人との防災

今日は熊本に住む外国人との防災について

システム作りや支援に動いている団体のご紹介を

風戸南陽子がお届けしました。

 

今年3月、全国的にも先駆けのシステムを構築した

熊本災害ボランティア団体ネットワーク「KVOAD」の

代表理事の樋口務さんと

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細やかなコミュニティづくりに取り組む

熊本クラス代表の熊本県立大学特任教授

遠藤浩昭さんにお話を伺いました。

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KVOADの外国人防災システムづくりへの取り組みは3年になります。

熊本地震や令和2年7月豪雨で出てきた課題に向き合うことから

スタートしました。

 

在熊外国人のコミュニティ団体との日頃の関係性づくりをして

外国人の災害時の行動や、抱えた課題をヒアリング。

それを解決する方法をWSなどをしながら作り上げたそうです。

 

「同じ情報を共有する場の提供、特に来日して間もない外国人へ

母国語で発信することで安心感を与えたい」と

樋口さんは話されました。

 

コミュニティ情報は県内に5,000部ほど配布されています。

災害時だけでなく、日頃の困りごとにも使えるものです。

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樋口さんが代表を務める「熊本クラス」(41企業・団体加盟)は、

熊本にやってくる外国人の暮らしをサポートします。

「安心して暮らせる熊本」への取り組みを進めます。

 

熊本を選んだ外国人たちが

熊本を好きになるようにとプログラムを作っています。

 

熊本の自然体験、熊本料理の体験、自転車講習など。

「熊本の地域を支える一員になって欲しい。

住みやすい熊本を一緒に作っていきたい」と

遠藤さんは語りました。

 

外国人も災害が発生した時に一緒に支援ができますね!

 

災害発生時にまず大事なポイントは

「日本人と外国人をつなぐこと」だと樋口さんは言います。

「KVOAD」も頼れる場所です!!

 

日常からのコミュニティづくりが災害時に必ず役に立つと感じます。

樋口さんや遠藤さんの活動を多くの方に知っていただきたいです。

 

番組内容

毎週日曜日 9:45~9:55

平成28年熊本地震、そして、令和2年7月豪雨後から取材したさまざまな声をラジオからお届けし、その想いの輪をつなげていきます。
一つ一つの想いに寄り添いながら、熊本の明るい未来へ向かって、一緒に歩んでいきましょう。

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