平成28年熊本地震、そして、令和2年7月豪雨後から取材したさまざまな声をラジオからお届けし、その想いの輪をつなげていきます。
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2022年7月3日 「人吉市 松岡隼人市長」


2022/07/03 09:55

2022年7月3日のwithは人吉市の松岡隼人市長にオオハシ益由規がインタビューしました。

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豪雨災害から2年。

この2年を振り返ると、「率直に走り抜けたなという印象です」と語る松岡市長。

 

喫緊の課題としては、まだ仮設住宅に多くの方が暮らしていて、次の住居が決まっていない方が多くいらっしゃること。

 

また、この豪雨災害を機に、さらなる防災意識が高まったのは事実。

そしてそれをさらに強化し、今後に繋いでいくことも重要です。

 

しかし、人吉市民どなたと話しても、球磨川のことを悪く言う方はいらっしゃらなかったそう。

 

球磨川の恩恵を受けて暮らしていることは事実で、共存していかなければならない。と仰ったのが印象的でした。

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6月に完成した新庁舎

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庁舎内では、住居の案内も。

 

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復旧から復興へ。

 

私自身、取材で人吉地域を訪れると、そのたびに街並みがどんどんきれいに整備され、

新しいお店がオープンしていたり、再開していたりという様子を目にします。

 

しかしその一方で、まだまだ手付かずのところがあったり、更地になっていて以前の風景を思い出せない。

そんな場所もあります。

 

ですが、人吉の方たちと接していて感じるのは、老若男女問わず総じて、人吉球磨のことが大好きだという、

強い大きな地元愛です。

 

ずっと人吉で絵、球磨川と共に生きていく。

 

そんな方によくお会いします。

 

自分たちが育った街。そして育ててくれた街への深い愛情と尊敬。

だからこそ、この豪雨災害をきっかけに、人吉球磨のことを知ってもらって、

これからは観光にもつなげていきたい。

そんな前向きな声もよく耳にします。

 

復旧から復興へ。

 

決して立ち止まることなく、たくさんの地元の人たちと、地元以外の人たちの力も借りながら、

これまでの長い歴史の上に、新たな人吉市の時が今まさに刻まれていると感じました。