平成28年熊本地震、そして、令和2年7月豪雨後から取材したさまざまな声をラジオからお届けし、その想いの輪をつなげていきます。
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2024年11月10日「人吉市の村口米穀店」


2024/11/10 09:55

2024年11月10日のwithは人吉市の村口米穀店の4代目・村口隆さんに大橋実幸が話を伺います。

 

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1953年創業の村口米穀店。

以来、地元の人を中心に米を販売するほか、旅館などに米を卸すなどして、地元のお米屋さんとして営業してきました。

 

しかし、豪雨災害が店を飲み込みました。

「毎年、水がギリギリのところまで来るから

近所の人を避難誘導し、自身も自宅の2階に避難し、命こそ助かりましたが、店は営業できる状態ではなく・・・。

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被災後、店は解体。

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しばらくは、地域の人たちの拠り所になればと、公民館を設置するなどしたと言います。

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店を存続させるかどうか??

悩んだ時期もあったそうですが、近くのお店も閉店していき、通りが寂しくなったのを見て、

街に明かりを取り戻したい。と、再建を決めたと言います。

 

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再建し、今年4月。新たにお店をオープンするにあたり、形態を変えるという、大きな決断を下しました。

それが・・・

 

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「米屋だからこそ、米にこだわって、精米してすぐのランチを提供します」

 

ランチで出されるご飯は、基本的に町内で生産されたヒノヒカリ。

 

ランチメニューは月変わりで提供され、デザートもついています。

 

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これまでお米の販売形態から、ランチを提供するお店へと大きく舵を切った村口米穀店。

 

店内には、これまでの歴史が蘇るたくさんの写真が並びます。

 

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オープン以来、多くなお客さんが訪れている村口米穀店。

 

ランチ以外にも、お米屋さんならではの「お米のせんべい」や「米粉のどら焼き」なども販売されています。

私も頂きましたが、ランチもおせんべいもどら焼きも!

どれも、とても美味しかったです!!

もちろんですが、お米も販売されています。

 

これからも、地元に欠かせない「お米屋さん」として、そして「お米屋さんのランチ」として。

地元に愛されるお店の歴史は続きます。