2024年11月10日のwithは人吉市の村口米穀店の4代目・村口隆さんに大橋実幸が話を伺います。
1953年創業の村口米穀店。
以来、地元の人を中心に米を販売するほか、旅館などに米を卸すなどして、地元のお米屋さんとして営業してきました。
しかし、豪雨災害が店を飲み込みました。
「毎年、水がギリギリのところまで来るから
近所の人を避難誘導し、自身も自宅の2階に避難し、命こそ助かりましたが、店は営業できる状態ではなく・・・。
被災後、店は解体。
しばらくは、地域の人たちの拠り所になればと、公民館を設置するなどしたと言います。
店を存続させるかどうか??
悩んだ時期もあったそうですが、近くのお店も閉店していき、通りが寂しくなったのを見て、
街に明かりを取り戻したい。と、再建を決めたと言います。
再建し、今年4月。新たにお店をオープンするにあたり、形態を変えるという、大きな決断を下しました。
それが・・・
「米屋だからこそ、米にこだわって、精米してすぐのランチを提供します」
ランチで出されるご飯は、基本的に町内で生産されたヒノヒカリ。
ランチメニューは月変わりで提供され、デザートもついています。
これまでお米の販売形態から、ランチを提供するお店へと大きく舵を切った村口米穀店。
店内には、これまでの歴史が蘇るたくさんの写真が並びます。
オープン以来、多くなお客さんが訪れている村口米穀店。
ランチ以外にも、お米屋さんならではの「お米のせんべい」や「米粉のどら焼き」なども販売されています。
私も頂きましたが、ランチもおせんべいもどら焼きも!
どれも、とても美味しかったです!!
もちろんですが、お米も販売されています。
これからも、地元に欠かせない「お米屋さん」として、そして「お米屋さんのランチ」として。
地元に愛されるお店の歴史は続きます。