熊本地震から8年か経過しようとしています。
阿蘇郡西原村 大切畑地区
熊本地震で住宅の9割が半壊以上
そして9人が倒壊した住宅の中に・・・
今回は救助にあたった
西原村消防団 第二分団 第五班を代表して
山口誠一さん 山本恵一郎さんに話を伺いました。
前震の時に 消防団員は大切畑の大橋の下で
競技へ向けての訓練をしていた。
その時に大きな揺れがきて 橋からキンキンという
変な音がしはじめた。
これはいかん!!と思い
みんなで手分けして見回りへといった。
大きな崩れはなかったものの
一応、車中泊を促したりしていた。
寝ずに
翌日は、水が止まったところの修復作業をして
帰ったのが夕方だった。
そして、本震。
集落では、災害の時に何カ所か集まる所を決めてある。
そこに 来ていない人の確認をし
家へ向かった。
声かけをし安否確認。
状態が悪い人から救助していった。
深夜の地震だったので 寝室を目指し
倒壊した家の隙間を匍匐前進でいったり
屋根から穴を開け救出した。
9人中 7人が 大切畑の消防団員が救助。
厳しいところは
レスキュー隊員が救助した。
深夜の暗い中での救助
余震も続き 怖かったが無我夢中だったと
話しをして下さるお二人。
救助が終わり 夜が明け
大切畑地区を見た時 おもわず
公民館に転がっていたビールを飲んだと話す山本さん。
「もう、西原は終わった 熊本は終わった絶望だった」
お二人が熊本地震からやっと落ち着けたのは
住む家が出来た時。
3年、4年後だったそうです。
消防団員はいつも酒ばかり飲んで〜と思われていたから
これでちゃんと活動していることをわかってもらえたかな〜と
笑いながら話されるお二人の姿は ヒーローそのものでした。
4月14日(日)大切畑地区ではBBQが行われます。
地震でやむなく集落を離れた人達も帰ってきての皆での開催です。
大切畑地区の中の良さ団結力を感じます。
そして、
西原村全体でも「復興祭」開催です。
14日(日)震災前より活気ある西原村を目指し
熊本地震からの「復興祭」
場所は 西原村の復興のシンボル 西原村運動公園
時間 午前11時30分〜
ゲストにコロッケ、ビエント、くまもんがやってくる。
地元の子供たちも登場します。
露店も並ぶ 復興祭へ是非お出かけください。