地震が起きたとき、障害を持った子供たちはどこに避難するのか。
今回は、熊本市健康福祉 障がい者支援部 障がい保健福祉課の
課長補佐 上妻聖二さんにお話を伺いました。
実は、およそ3年前の熊本地震発生の際には、
熊本市では具体的な取り決めがなく、
子供たちが慣れない避難所で大きな声を出すなどのケースも見られ、
車中泊などを余儀なくされたケースが見受けられたそうです。
そこで、地震発生2ヵ月後には具体策をまとめる声が上がり、
およそ1年半の調査と準備期間を経て、
先月30日、熊本市の市内の6つの支援学校が
「福祉子ども避難所」となる協定を結ばれました。
新年後には、新たに1校、そしてその次の年度にはさらに1校が
福祉子ども避難所として開設される予定とのことです。
障害を持つ子ども達や、そのご家族が、
安心して避難所生活を送ることができるには、
今回協定が結ばれた福祉子ども避難所のスムーズな運営は欠かせませんね。
市民一人一人が理解と、
そして共助の心を持って温かい輪が広がれば、と願います。