平成28年熊本地震、そして、令和2年7月豪雨後から取材したさまざまな声をラジオからお届けし、その想いの輪をつなげていきます。
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3月10日 災害公営住宅当落について


2019/03/10 10:00

熊本地震発生から来月で、3年が経ちます。

 

少しずつ住宅再建も進んできましたが、

現在も、2万人近くの方が応急仮設住宅に住まれています。

 

住宅再建の支援策のひとつが、災害公営住宅の建設

 

これは、災害により住宅を失い、

自力では住宅再建が難しい方のために、

地方公共団体が国の助成を受けて整備する、公営住宅です。

 

熊本県全体では、1717戸の整備が予定されています。

 

ただ、災害公営住宅に住むためには、

いくつかの入居要件を満たし、抽選に当選する必要があります。

 

益城町では、去年の8月にその抽選結果が発表されました。

 

今回は、災害公営住宅の抽選で当選し、現在は仮設住宅で暮らす岩村秀誠さんと、

残念ながら抽選に漏れてしまった、

こちらも現在は仮設住宅で暮らす森本よしこさんにお話を伺いました。

 

どちらにも共通することは、

金銭面での不安を一番感じていることだと思います。

 

インタビューの終わりに、森本さんは、

仮設住宅は、元気の良い人から出て行って、

残った人は弱い人が多いと仰っていました。

 

働く元気がある人たちでも大変な思いをしているのに、

いまだ仮設住宅で暮らさざるを得ない人たちにとっての住宅再建というのは、

自身から3年が経とうとしている現在でも、大変な道のりでしょう。

 

熊本県では、高齢者の方向けに、利子の一部や入居費用を助成したり、

引越し時の転居費用を助成したり、

いくつかの住まいの再建支援策を行われています。

 

そういった情報が少しでも助けになるかもしれません。

熊本県や、市町村のホームページなども是非、チェックしてみて下さいね。

 

あなた自身、そして、必要な周りの方にも情報を教えてあげて下さい。

この番組でも紹介していければと思います。