市民の憩いの場として親しまれてきた熊本市動植物園。
熊本地震の発生以降、休園を余儀なくされていましたが、
2月25日から土曜・日曜・祝日のみに限定し、
被害が少なかったエリアに限っての部分開園が始まりました。
今回の部分開園を迎えるにあたって、
動植物園のスタッフで獣医師の松本充史さんにお話を伺いました。
松本さんには、全国に12頭しかいないマサイキリンの内、
熊本市動植物園で4頭が飼育されていることや、
日本ではまだ前例がない、ゾウの人工授精に向けての
トレーニングが行われていることなど、
動物たちの様々な情報も教えていただきました。
部分開園初日、園内は子供たちの笑顔と歓声に包まれ、
その子供たちを温かく見守るお父さん、
お母さんたちの姿で溢れていましたよ。
今回の部分開園で見ることが出来るのは、
広さにして動植物園全体の4割ほどで、被害の少なかったエリアです。
およそ120種の動物、800頭が飼育されているのですが、
そのうち、約30種、130頭を見ることが出来ました。
また、「ふれあい広場」では、
動物たちと直接ふれあうことも出来ます。
動物園といえば、遊園地のような道具も楽しみの一つですね。
モノレールに乗れば、現在閉鎖されている場所の
動物たちも、少しですが上から見ることが出来ますよ。
動植物園は、来年に予定している全面再開を目指し、
これからも復旧活動を進めていくそうです。