今日は、熊本地震に関する写真や文書などの記録をデータ化し、
一般に公開している「熊本地震デジタルアーカイブ」を紹介しました。
ご案内は〜本田みずえ〜です。
お話を聞かせてくださったのは、
この事業を担当している熊本県危機管理防災課参事の井田章博さんです。
熊本地震の経験や教訓を後世に残し、今後の災害に活かそうと、
行政機関や大学、企業、団体などの協力を得てこれまでに収集した資料は、およそ20万点。
うち13万点が掲載され、専用のウェブサイトで公開されています。
キーワードや提供者、住所などから資料を探すことができるほか、
様々なキーワードを集めた「検索のヒント」も掲載されていますので、
資料を探しやすくなっています。
また、デジタルアーカイブに収められている被災者135人の証言を集めた「語り部」の動画では、
知事、市町村長や医療関係者、避難所運営を行ったボランティア、小学生や中学など、
様々な人の貴重な証言を字幕付きで観ることができます。
地震発生直後にどういう行動を取ったのか、震災対応をする過程で感じた今後の課題、
また事前の備えの大切さなど、こうした証言は、地震に限らず、
豪雨などの大災害が起きた場合に参考になる事がたくさんありそうです。
また、定点観測の写真や映像からは、被災した建物や道路などが着実に復旧していく様子が確認できます。
自治体、地域の防災や減災に活かせる貴重な資料がたくさん掲載されている
熊本地震デジタルアーカイブは、こちらをご覧ください。