5月18日(金) KEI'S CLOTHING 勝本圭さん

今回はタンクマ編集部の大瀬さんと一緒に
KEI’S CLOTHING オーナーの勝本圭さんにお話を伺いました。
 
勝本さんは優しい笑顔が印象的で、お洒落な服をサラッと着こなしていらっしゃいました。
大瀬さんがタンクマに入社してから勝本さんのお店を担当した経緯もあって、
二人の付き合いは長いようでした。
 
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KEI’S CLOTHINGは周りを自然に囲まれた上益城郡嘉島町にあるアメリカンカジュアルの洋服屋さんです。
そこに「和」のテイストを取り込んでいるところにオリジナリティを感じます。
なんと工房も構えているので、他には無い洋服を作る事ができるのもお店の強味ですね。
 
オフィシャルHPでお店の歴史を見ていたら、1998年に作ったというアロハシャツが衝撃的でした。
元々、アロハシャツの原点は日本の着物だということから、勝本さんは正絹(シルク)の
長襦袢でアロハシャツを作ったんです。
人材探しや生地探しをするうちに、京都や奈良まで出掛けたそうですよ。
 
その後、勝本さんに今度はジーンズを作りたいという気持ちが芽生えました。
当時日本では、1995年に大阪で設立されたEVISU(エヴィス)ジーンズなどはありましたが、
地方にはまだあまりオリジナルジーンズはありませんでした。
それから岡山の縫製工場まで行ったりして、生地やパターン作りに取り組んでいかれました。
アロハシャツのMade in California のように、オリジナルのジーンズに「熊本」らしさを出すことに
こだわった勝本さん。
阿蘇五岳のデザインと、ロッドナンバーには熊本の市外局番である「096」を思いついたそうです。
発想に遊び心があって面白いですよね!
オーダージーンズも市販のものと値段があまり変わらないんですよ〜。
 
いち早くインターネットに注目した事でアメリカやカナダとの交渉や商品の取り引きも始められました。
大きな展示会があれば出向いていき、現地でメーカーさんと知り合うことも増えていったそうです。
KEI’S CLOTHING のインスタグラムを是非ともご覧ください!
他人とは違うアメカジを楽しみたい人にはオススメします。
和とアメカジが融合したオリジナルの服が好評で、ジーンズ生地の作務衣や割烹着、
ハンティングジャケットと半纏が合わさった一着など、アイデア次第でバリエーションも増えそうです。
今後は甚兵衛にも取り組む予定だとか。
すぐにチェックしたい方は、直接お店に行かれてもいいですが、まずはWEB SHOPにアクセスしてみてください。
入荷速報もマメに更新してありますよ。
 
 
 
趣味のひとつはアウトドアキャンプという勝本さん。
5年前から家族でオートキャンプをして、野外でのご飯や自然の音を聞きながら眠るといった楽しみを
満喫していらっしゃいます。
キャンプ道具は男心をくすぐるグッズが沢山ありますからね。
その中でも、キャンプのときに普通のエプロンでは面白くないので、焚き火にも耐えうるアイテムとして
”ジーンズ生地の割烹着”が誕生しました。
キャンプの途中で鹿や猿と遭遇したりするそうですが、勝本さんが興味があるのは野鳥。
カメラ好きという趣味もあってか、肉眼で見るよりも望遠レンズで見る野鳥の魅力も教えてくださいました。
 
楽器も趣味という勝本さんはサックス奏者として、2年に一回ほどライブをなさいます。
レコードプレーヤーにも興味があるそうです。
きっかけは去年の夏に5人の友人と各自で選曲したオリジナルのミックステープを交換した時でした。
選曲のテーマは「夏のおわり」。
友人がチリ音のするレコードからソウルブルース系の曲を録音していたそうです。
なんとなく、レコードプレーヤーって KEI’S CLOTHINGのお店の雰囲気にも合うなぁ〜とも思いました。
 
 
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勝本さんが“ZERO”になれるのは一人になった時。
家族が寝静まってからお酒を飲みながら見るラグビーの試合なのだそうです。
いつかジーンズ生地のラガーシャツとか見てみたいですね!
 
 
 
Sakiko Yoshimoto

Program info

熊本市中央区安政町にあるサテライトスタジオ「ZERO」。
金曜日の夜、第一線で活躍する様々な人たちが集まり、ゼロから広がる無限の可能性を求めて、クリエイティブな会話が行われます。
今回はどのようなケミストリーが生まれるのでしょうか・・・