8月31日(金) ガンマウォール熊本 泗水正浩さん

平成最後の夏が終わろうとしています。
皆さん、良い思い出はできましたか?
 
今回はタンクマ営業企画部の柏谷広海さんと一緒に、
ガンマウォール熊本の代表である泗水正浩さんにお話を伺いました。
 
 
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第一印象からスポーツマンな泗水さん。
この仕事に携わる前は東京で証券会社の営業マンでした。
仕事が多忙なのでスポーツジムに行けなかったそうですが、自宅の前にボルダリングジムを見つけて体験したことが
きっかけでハマったそうです。
2016年の熊本地震の後に不動産業を営む両親の手伝いをするために熊本に戻ってこられて、
熊本でボルダリングジムの運営をスタートなさいました。
ガンマウォール1号店が熊本市小山に誕生したのが2017年の2月で、現在は上通にもジムがあります。
ボルダリングジムを運営するにあたって熊本という土地で苦労されたのは、ボルダリングの認知度の低さでした。
そこで初心者向けの体験プランを考案して、まずは口コミや人との繋がりを重視したそうです。
 
今でこそTVで野口啓代さんなどの活躍を見る機会も増えたので、ボルダリングは色んな年代の人にも認知されて
きている印象があります。
日本人の女性が今年ワールドカップで優勝したというニュースを見た時は驚いたし、
これからもっと伸びる競技だなと感じました。
オリンピックの正式な種目に選ばれたのも良かったですよね。
熊本には石松大晟さんという将来を期待された若い選手もいるそうですよ。
 
ボルダリングは動きやすい服と靴下があれば、誰でも楽しめるスポーツです。
色とりどりのホールドと呼ばれる石のような突起物に指と足をかけて壁を登っていきます。
ガンマウォール熊本のジムではレベルに合わせて、色テープで登るルートを区分けしてあるので、
取り組みやすい構成になっています。
登る前にルートをしっかりと見て確認(オブザベーション)してシュミレーションをすることが大切なのだそうです。
次の一手を考えることでかなり頭脳も使うし、全身運動になるので汗びっしょりになるようですね。
インナーマッスルが鍛えられるので1時間でマラソン並みのカロリー消費になるんだとか。
ダイエットにも良さそうですね。
そして意外にも、サーフィンやスノーボードよりも身体への負荷は少ないそうですよ。
 
ボルダリング専用のクライミングシューズはレンタルできます。
ホールドの上を足で乗り込む力に耐える硬さと粘着力があるシューズです。
シューズだけ借りればOKという身軽さからか、上通の店舗は買い物帰りや飲み会の前にボルダリングを楽しむ
お客さまもいらっしゃるようです。
まずは、30分で1000円、60分で1500円から楽しめる体験プランを試してみてはいかがでしょうか。
登れるか登れないかのギリギリを攻めるので、出来た時の達成感はかなりあるでしょうね。
 
ガンマウォール熊本の小山店の男女の比率は男:女が9:1で、上通店は7:3。
上通店の壁の高さは3.3mなので子供や初心者も取り組みやすいと思います。
日曜日の10:00~12:00までキッズスクールも開催されるので、ぜひ体験されてみませんか?
チューブを使った輪くぐりをしたりもしているそうなので、楽しみながらボルダリングに馴染んで欲しいですね。
 
ガンマウォール熊本はNPO法人モンキーマジックと共同で視覚障がいのある人のクライミングもサポートしています。
泗水さんによると、対人関係や発達障がい、視覚障がいの人でも出来るスポーツがボルダリングなのだそうです。
うつ病の人も壁に向かって集中することで気持ちが上向いていくという記事もありました。
 
ガンマウォール熊本は自宅、職場に次ぐ”サードプレイス”として新しい仲間と知り合える場所です。
そんな場所がひとつでもあれば人生楽しめそうですものね。
40歳になる泗水さんもスタッフやお客さまと自然の岩場(宮崎県の比叡山など)に登ったりもするそうです。
その際はポータブルマットを用意して安全確保をしっかりしたり、雨の後だと滑るので乾燥した日を選ぶといった
事前の計画を立てることを大切になさいます。自然環境が相手ですからね。
東京や大阪では自然の岩場を登る人達も増えているようですが、熊本でもそういうレベルまで広がって欲しいと
泗水さんは話してくださいました。
 
 
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そんな泗水さんが“ZERO”になれるのは、江津湖をサイクリングし 朝靄で心がリフレッシュされるとき。
 
9月には石垣島でシーカヤックに乗って、海の岩場を登りに行く予定なのだそうです。
そこから見える景色の素晴らしさと達成感はひときわ素晴らしいでしょうね!
 
 
 
Sakiko Yoshimoto

Program info

熊本市中央区安政町にあるサテライトスタジオ「ZERO」。
金曜日の夜、第一線で活躍する様々な人たちが集まり、ゼロから広がる無限の可能性を求めて、クリエイティブな会話が行われます。
今回はどのようなケミストリーが生まれるのでしょうか・・・