9月21日(金) ジャイアントストア熊本 近藤章さん

今回のインタビューはスタジオの地下にあるバーで行いました。
タンクマの佐藤研一さんと一緒にお話を伺ったのは、ジャイアントストア熊本の店長である近藤章さんです。
 
 
DSC_0236.JPG
 
ジャイアントストア熊本はジャイアントというブランドの自転車を専門に扱うお店です。
そういえば熊本市内ですれ違ったり、駐輪場に停めてある自転車には「GIANT」のロゴをよく見掛けます。
ジャイアントは台湾の自転車メーカーで世界最大の規模を持つそうです。
ただ、現地の街中では原付バイクが通勤手段の主流であり、休日に郊外で自転車をレジャーとして楽しむ
スポーツ自転車文化があるようですね。
 
 
近藤さんは小さい頃(小学4年生)から自転車屋になるのが夢でした。
遠い親戚のおじさんが自転車屋を経営していて、中学生になったときにお店でロードマンという一台を
買ってもらったそうです。当時はギアがたくさんついていましたよね。
お店を開業したのは2000年で近藤さんが26歳の時でした。
清水本町にあるおじさんの店を「サイクルショップアキラ」と屋号を一新して始めたそうです。
それからジャイアントの自転車に出会ったことで品質が良いメーカーだと実感され、
熊本に出店する際は是非とも私に!とラブコールを送ったというから その真剣な熱意が伝わりますね。
 
ある日、ジャイアントの方からお店の陳列が古いと指摘されたことで、
近藤さんは福岡に直営店があるジャイアント福岡を訪れて衝撃を受けたといいます。
時代は変わったと感じて、このままではいけないと考えて直ぐに行動なさいました。
そうなりたいと常に考えていないと人間はそうならないというのは正しいですよね。
 
ジャイアントは主にスポーツ自転車を取り扱っています。
マウンテンバイクやロードバイク、クロスバイクなどです。
特にクロスバイクは主流の商品であり、女性でも乗りやすいそうです。
自由にカスタマイズも出来るので、たくさんあるパーツから好みのサドルやハンドルを選ぶ楽しさも魅力です。
近藤さんは何を買えばいいのか分からない初心者にこそお店に来て欲しいそうです。
クロスバイクであれば予算は5万円ほどで理想の一台にするお手伝いをしてくださいます。
プロに相談する楽しみもいいですよね。
 
時代によっての自転車のトレンドは様々ですが、今は漫画「弱虫ペダル」のブームもあって、
ロードバイクが流行っているそうです。
漫画を読んだ子供がドロップハンドルの自転車に乗って、すごく進む感覚を覚えると瞳がキラキラ輝くのだそうです。
若い時の近藤さんも中学生の頃に自転車を改造して友人と二人で熊本市内から天草まで走りました。
宿に一泊してから長崎の島原に行き、そこでもう一泊して長洲方面を廻って熊本市内に帰ってくるという非日常の体験は、かけがえのない思い出でしょうね。
当時はナビや携帯電話、コンビニもあまり無い時代なので道に迷えば人に尋ねるといった人力の経験も
自転車が教えてくれました。
人吉や山鹿にあるサイクリングロードや、金峰山の峠の茶屋コースもオススメなのだそうですよ。
 
 
DSC_0243.JPG
 
 
ジャイアントストア熊本は熊本中央高等学校の真ん前にあります(FMKの駐車場の隣でもあります)。
店舗専用の駐車場は道を挟んだ向かい側に4台分を確保してあります。
HPも充実しているので覗いてみてください。
 
近藤さんがZEROになれるのは金峰山の坂道を登っている時に虫の声が聞こえなくなって自分の呼吸だけが聞こえる
瞬間。ゾーンに入っている時なのでしょうね。
 
今後はスタッフでもある奥様が女性向けに女子会サイクリングを企画しています。
自転車の試乗も出来るので気になった方は一度お店に遊びに行ってください。
これから秋にかけてサイクリングも気持ちいい季節です。
安全に自転車ライフを楽しんでみてはいかがですか?
 
 
Sakiko Yoshimoto

Program info

熊本市中央区安政町にあるサテライトスタジオ「ZERO」。
金曜日の夜、第一線で活躍する様々な人たちが集まり、ゼロから広がる無限の可能性を求めて、クリエイティブな会話が行われます。
今回はどのようなケミストリーが生まれるのでしょうか・・・