18.10.6 あそあそ探検隊
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【ご出演】
今週は、国指定重要無形民俗文化財、阿蘇の農耕祭事のひとつ火焚き神事を紹介します。
火焚き神事について 総代の渡辺富廣さんに伺いました。
阿蘇市役犬原に霜神社、火焚き殿↑がある。
○火焚き神事
阿蘇市役犬原にある霜神社で行われる神事で、農作物を霜の害から守り五穀豊穣を祈る祭事です。
毎年地元の少女が火焚き乙女に選ばれ、59日間火焚き殿で火を焚きご神体をあたため続けます。
今年の火焚き乙女は、小学5年生の 坂本あいりさんとおばあ様の廣子さんが務めている。
○神話
阿蘇大明神(健磐龍命)に使える鬼八法師は大明神が的石(旧・阿蘇町)を的に蛇の尾山から弓を射るたびに矢を取りに行っていました。鬼八は99本目までは拾って持って行きましたが、足の指に挟んで矢を投げ返してしまいました。怒った阿蘇大明神は逃げる鬼八を高千穂まで追いかけ討ちます。
大明神に討たれた鬼八の首が天に昇って霜を降らすようになったので、火焚きをして鬼八の首ををあたためる神事を行うようになったと言われています。
○文化の継承
現在この火焚き神事は、上役犬原、下役犬原、竹原の氏子さんたちによって受け継がれています。