8/17のhitomi dictionary・とめてくれるなおっかさん(1968年)
昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
ご紹介したのは…1968年「とめてくれるなおっかさん」
全共闘さなかの1968年、東京大学学園祭・駒場祭のポスターのデザインは、当時、大学当局や機動隊と激しく衝突している息子たちの身を案じた母親たちが白い割烹着を着て赤いカーネーションを胸にさし、赤門の前に並んで活動家の学生たちにキャラメルを配っていた、いわゆるキャラメルママをモチーフにしたもので、キャッチコピーは、当時東大の学生で、後に「桃尻娘」等の小説を発表する橋本治による「とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏が泣いている 男東大どこへ行く」というもの。このキャッチコピーとポスターのデザインが当時の世相を反映し話題になりました。
この年、川端康成が、日本人初の「ノーベル文学賞」を受賞。
阪九フェリーから日本初の長距離カーフェリーが小倉―神戸間に就航。
アイワから「ラジオ付きカセットテープレコーダー(ラジカセ)TPR-101が発売。
アツギナイロン(現・厚木株式会社)からパンティストッキングが発売。
タカラトミーからは「人生ゲーム」が発売。
週刊マーガレットでは浦野千賀子「アタックNO1」、週刊少女フレンドでは「サインはV」が連載スタート、1964年の東京オリンピック・女子バレーボール"東洋の魔女"から続く日本バレーボールのブームに。
お送りした曲は…
♪『エメラルドの伝説』ザ・テンプターズ♪
次回もお楽しみに