10/ 5のhitomi dictionary・男は黙って(1970年)
昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
きょう選んだ言葉は…1970年「男は黙って」
映画「銀嶺の果て」で1947年にデビューした俳優・三船敏郎。その後、黒澤明監督の「羅生門」がヴェネチア国際映画祭金獅子賞を獲得。1961年、「価値ある男」が米アカデミー賞外国語映画賞にノミネート、そして、1968年「太平洋の地獄」でリー・マーヴィンと見事な競演を見せ、国際スターとして認められるキッカケに。世界中の映画界で活躍し「世界のミフネ」と呼ばれるようになり、1970年、サッポロビールの広告に起用。ポスター等のデザインは極端に単純化された物で、テレビの音声は音楽だけ、という徹底ぶり。「男は黙ってサッポロビール」という強烈なコピーを印象づけ、一世を風靡しました。
1970年といえば、「人類の進歩と調和」がテーマの日本万国博覧会が大阪府で開催。
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社が誕生、名古屋に日本の1号店がオープン。
休日などに道路の車両通行を禁止する、日本初の「歩行者天国」が、東京都心でスタート。
象印マホービンから「象印電子ジャー」が、花王からシャンプー「メリット」が発売。
講談社の講堂で、劇画「あしたのジョー」力石徹の「告別式」。
アメリカの作家ジェームズ・クネン原作の「いちご白書」を元に学生闘争を描いたフィクション映画「いちご白書」が製作され、カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。
お送りした曲は…
♪『黄色いサクランボ』ゴールデン・ハーフ♪
次回もお楽しみに