4/25のhitomi dictionary...インド人もびっくり(1964年)
昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
「インド人もびっくり」です
この年、プラスチックトレーを採用し、33種類のスパイスを使った
「特製エスビーカレー」が発売され、
インド人に扮した芦屋雁之助が、カレーを食べた後に
「インド人もびっくり」と飛び上がるテレビCMが放送されました。
「あまりの美味しさにインド人も飛び上がる!」という意味で、
何かに驚いた時に出る言葉として、世間で用いられるようになりました。
このCMには、長門裕之バージョンもあったそうです。
1964年といえば、東京・浜松町―羽田空港間でモノレールの営業がスタートしました。
東京―新大阪間では、所要時間およそ4時間という、当時の世界水準を大きく上回る
最高速度で期待を集めた東海道新幹線が営業開始しました。
シャープから世界初のオールトランジスタ式卓上計算機CS-10Aが、
十条キンバリー(現・日本製紙クレシア)から、
「使い捨て出来るハンカチ」がキャッチコピーの「クリネックスティシュー」が
そして大関酒造(現在の大関(株))からコップ型のガラス容器入り清酒
「ワンカップ大関が発売されました。
テレビでは、人形劇「ひょっこりひょうたん島」やアニメ「トムとジェリー」の放送が、
映画では、第17回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した
フランス映画「シェルブールの雨傘」が公開されました。
この映画は2009年には日本で、製作45周年を記念し、
今作品初のデジタルリマスター版が世界に先駆けて公開されました。