7/18のhitomi dictionary...公費天国(1979年)
昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介

「公費天国」です
この年、朝日新聞東京本社・社会部が「公費天国」キャンペーンに取り組み、
行っていないカラ出張や、出勤していない夜間・休日勤務手当など
日本鉄道建設公団をはじめ、官公庁の組織的な不正経理が次々と発覚しました。
それ以降、中央官庁、官僚天下り先の外郭団体、
地方自治体などで、絶え間なく不正経理が表面化し、
このような実態に驚きあきれた国民の間では、
「公費天国」という言葉が流行しました。
「カラ出張」や「カラ接待」などもこの頃から使われるようになったようです。
1979年といえば、日本で初のサミット、
第5回先進国首脳会議、通称「東京サミット」が開催されました。
1978年に東芝で開発された、初の日本語ワードプロセッサが
1979年2月に出荷開始しました。
ソニーから世界初のヘッドフォンステレオ「ウォークマン」が、
シャープから世界初の1.6mm超薄型カード電卓が発売されました。
講談社からは、若い男性向けの情報誌「ホットドッグ・プレス」が、
集英社からは、青年漫画雑誌「ヤングジャンプ」が創刊されました。
テレビでは、土居まさるが司会を務めるクイズ番組「象印クイズヒントでピント」や、
石原裕次郎や渡哲也が出演する、
石原プロモーション制作の刑事ドラマ「西部警察」、
そして、武田鉄矢主演の学園ドラマ
「3年B組金八先生」第1シリーズの放送がスタートした年でもあります。

