1/9のhitomi dictionary...役者やのう(1976年)
昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
「役者やのう」です
1975年から双葉社の「週刊漫画アクション」で、
どおくまんのギャグ漫画「嗚呼!!花の応援団」の連載がスタートしました。
この漫画の中で、登場人物「薬痴寺(やくちじ)」が、
しごきに音を上げた団員に対して言う口癖から、
「バテたフリ(演技)が上手い」という意味の「役者やのう」という言葉が生まれました。
この他にも「クエッ クエッ」「ちょんわ、ちょんわ」などの言葉も登場し、
よく使われました。
1976年といえば、大和運輸が、郵便小包しかなかった当時、
個人向けの小口配送事業に民間企業として初めて参入し、
「クロネコヤマトの宅急便」が誕生しました。
日本ビクターが家庭用VHSビデオの1号機HR-3300を発表しました。
日清食品からは、人気のカップ麺「日清やきそばUFO」や、
今は数多くのバリエーションが登場しているカップ麺
「どん兵衛きつね」が発売されました。
芸能界では、荒井由実と松任谷正隆が結婚した年です。
また、芥川龍之介賞を受賞した村上龍の「限りなく透明に近いブルー」は、
ベストセラーとなりました。
週刊少年サンデーで、小山ゆうのボクシング漫画「がんばれ元気」の連載が
花とゆめで、今も連載が続く美内すずえの少女漫画
「ガラスの仮面」の連載が、スタートしました。
カナダ・モントリオールで夏のオリンピック、
「モントリオールオリンピック」が開催されたのもこの年です。