3/28 日曜の5時55分、30年間聞いていただき本当にありがとうございました!
太甲橋のそばにあった現役生のための予備校 お茶の水ゼミナールによるStraight Campus, 壺溪塾によるCampus Curioそして多言語での情報発信を進めるKuma Visit によるKumamoto Curio ― 名前を変えながらも、1990年から、いつもこの時間。熊本の、ちょっとおかしいんじゃないか?って感じることも含め、さまざまな話題お伝えできたのは、価値観を共有することのできた歴代のディレクター、そして何より「番組聞いてますよ」と言ってくださるリスナーの皆さんのおかげでした!
7年前、スポンサー危機に陥った時、アドバイスしてくれた友だち、どうしても放送を続けたくて、寄付を募る時、メッセージを添削してくれた大切な友人。資金難を支えてくれた同級生。新しい視点を与えてくれた英会話の先生。感謝にたえません。
私はジャーナリズムの価値を信じています。メディアは必ずしもジャーナリスティックである必要はないのかもしれませんが、この5分の番組は、リスナーの代弁者として、特に、マイノリティや社会的弱者の視点から、様々な時事的な問題を提示し、解決方法を考えていく、そのために provocative 挑発的なプログラムでありたいと考えてきました。
アナウンサーとしてのトレーニングも受けておらず、アクセントやイントネーションがおかしくて、お叱りを受けたこともありましたけれど、「声が個性的でいいですよ」と励ましてくださった方にも、今日「ありがとう」をお伝えします。
一人、本当に番組を楽しみにしてくれていた人がいました。その人のためにも、いつもこの時間に登場したいと思っていたんです。でも、その人が歳を重ね、ラジオを聴き逃しても、聴き損なったことに気づくまで、時間がかかるようになって、私も、次のステージに進む時がやってきたのだ、と感じるようになりました。
失いたくないものを失うこと、誰にでもあるのだと思います。大切なものを失うのは辛い。けれど、そのことで生まれる、新しい状況にある自分だからこそできることもある、そう信じたい。そして、言葉の力、ラジオの力が、リスナーの皆さんに希望を与えてくれることがあると、信じています。
今日のBGMは “You’re Gone”by Diamond Rio.
Thank you so much, and see you again! Personality は千田浩未でした。