映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」

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キネマのススメ


毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、現在公開中の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」です。
先週11月23日(金)に公開され、週末興行で1位に輝きました。
同じく記録的大ヒット中の「ボヘミアン・ラプソディ」を押さえての1位獲得です。
 
世界中で大ヒットしたファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズと同じ世界を舞台に、「ハリー・ポッター」の原作者、J.K.ローリングが自ら脚本を担当していることで話題の、「ファンタスティック・ビースト」。
その待望の第2弾となるのが、今日ご紹介する映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」です!
 
主人公は、ホグワーツ魔法魔術学校の卒業生で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダー。魔法動物を守るため、世界中を旅しています。
前作の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、主に、アメリカが舞台になっていましたが、今度の物語はイギリスからスタート。
 
ある日ニュートは、アメリカの魔法議会から、前作でニュートが苦労の末捕まえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知らされます。
ホグワーツの恩師であるダンブルドアから特命を受けたニュートは、仲間や魔法動物と共にグリンデルバルドの後を追い、パリへ向かいます。
 
「ハリー・ポッター」と同じ世界といっても、なんか違うな~と感じている方も多いと思いますが、それもそのはず、時期が違います。
「ハリー・ポッター」は現代でしたが、「ファンタスティック・ビースト」は1926年の出来事。
また、主人公のニュートが“世界中を旅する”という設定のため、アメリカやフランスなど、他の国の魔法界が見られるのも楽しいところです。
 
そして、このシリーズで一番注目したいのが、ダンブルドアとグリンデルバルドの関係です!
彼が若かったころに、グリンデルバルドとの間に何らかの事件があったことは「ハリー・ポッターと死の秘宝」の中でも少し描かれていましたが、「ファンタスティック・ビースト」シリーズで、その謎が解き明かされていきます。
愛憎渦巻く2人の関係は見逃せませんね!
しかも、ダンブルドアをジュード・ロウが。
グリンデルバルドをジョニー・デップが演じていて、この2人の演技対決も楽しみです。
 
もちろん、このシリーズの人気キャラクター「魔法動物」もたくさん登場します。
カモノハシとモグラの中間のようなニフラー、小枝のようなかわいい魔法動物ボウトラックルのピケット、魔法サーカスから脱走して大暴れするズーウーはどこか東洋的なデザインの魔法動物です。
それ以外にもたくさんの魔法動物が出てきますので、このシリーズのファンは何度も観たくなる作品に仕上がっています。
 
監督は、前作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」に続き、デイビッド・イェーツ。
「ハリー・ポッター」シリーズでも4作の監督を務め、J.K.ローリング作品は、6本目となるイェーツ監督は、ファンの喜ぶ「ツボ」がわかっている演出家。
次々と出てくるキャラクターを上手に扱い、最後まで飽きさせません。
今回は、悪役グリンデルバルドのキャラクター造形を丁寧にやっています。
インタビューに答えて、「『ハリー・ポッター』シリーズの悪役ヴォルデモートは、問答無用で敵を殺すような怖さ、対してグリンデルバルドは、盾突くものを殺すより、仲間に引き入れようとする。
ヴォルデモートが荒っぽいギャングとすれば、グリンデルバルドはスマートな詐欺師のようなもの・・・・」と語っています。
グリンデルバルドのスマートな怖さは、この映画の一番の見どころです。
 
「ハリー・ポッター」のファンはもちろん、魔法の世界は卒業したわ、という大人たちも十分に楽しめる作品です!
ぜひご家族でご覧ください!
 
今日ご紹介した映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■ユナイテッドシネマ熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」オフィシャルサイト
 
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FMK Morning Glory

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