3月25日 竜之介動物医療センター院長 德田竜之介先生
今回ご紹介するのは、
竜之介動物医療センター院長、德田竜之介先生です。
竜之介先生は、2011年の東日本大震災の被災地視察をきっかけに、
ペットの防災、災害時の対応について考えるようになり、
2013年、病院をペット同伴避難所として開放できるように、
大きな地震(マグニチュード9)の地震にも耐えられる頑丈で広い建物に建て替え、
水や食料の備蓄、自家発電も備えた、竜之介医療センタービルを完成させました。
そして、熊本地震の際には、病院をペット同伴避難所として開放。
閉鎖までの1か月間で延べ1500人の飼い主さんとペットを受け入れました。
そんな竜之介先生の経験が詰まったペットの防災について書かれた本、
「ペットと防災ハンドブック どんな災害でもネコといっしょ」が3月25日に発刊になりました。
「災害時、ペットと一緒に避難することで、飼い主に守らなきゃいけないという自覚が芽生える。
そのことが災害を乗り越える心の支えになる。
ペットと一緒に共同生活を送ることができる同伴避難所を整備することは、
災害弱者のことをみんなで考えることにつながる。」
と竜之介先生。
先生のお話を伺って、
いざというときほどどんなにペット私たちの心の支えになるのかということを改めて感じました。
熊本地震の経験をいかして、ペットを飼っている人も、飼っていない人も、
災害時の備えについて日頃から考えていかないといけないと痛感しました。
夏には「ワンちゃん編」も出版されるそうです。
是非、みなさん手に取ってみてください。