昨年１２月には熊本市内でパレードを見ようと１１万人もの人が集まり、ディズニーの持つ力の凄さを改めて感じました。私の周りにも、東京ディズニーランドに出かけるのを楽しみにしている人は多いですし、大阪のUSJの入場者は、ディズニーシーを上回っていると聞いています。で、人気のバロメーターの一つとして、リピーターの多さが挙げられると思うのですが、振り返って熊本はどうなのかな？と考えさせられます。

熊本城や水前寺公園、そして阿蘇も火口周辺あたりは、一度行けば、２回目はまあ行かなくても、という人正直多かったのではないでしょうか？でも、温泉は違うと思うんです。あか牛を味わう、というのもリピーターになってくれる要因になり得ると思います。観光地に２回以上訪れる価値があるのは、そこに行けば、次に何か新しいものが体験できるとか、食を含め、感覚を楽しませてくれるものを体験できる場合のような気がします。おそらく日本人リピーターが一番多い海外の旅行先はハワイではないかと察しますが、ハワイにはポリネシア文化センターと呼ばれる施設があります。リスナーの皆さんの中にも「あ、そこ行ったことがある！」とおっしゃる方多いのではないでしょうか？この文化センターでは数年ごとにショーの内容を変えているという事で、それって、USJに今年行けば、去年は無かったアトラクションがあるから、二回目でも楽しいかも！って行く気になるのと似ているかもしれません。熊本にも、そんな工夫がいるような気がしています。

歴史的なものは変えられない、と言われるかもしれないのですけれど、それを提示する方法を進化させることはできます！例えば、最低でも英語、韓国語、中国語で、日本語と情報量が変わらないパンフ。それから音声ガイド、そしてアプリを使ったより丁寧な説明。そしてその上で、観光客の質問に答えることができるガイドとしてプロと言える人間の存在、と紹介の仕方が進化することがカギだと思うんです。こちらが説明したいことを説明して聞かせる、という姿勢ではなく、基本的な情報はパンフやネットでわかるから、その上で観光客が知りたい内容にきちんと答えられる、そんな質の高いガイドがこれから求められるに違いありません。熊本がリピーターを増やすために必要なこと、どんな工夫が考えられそうでしょうか？是非、皆さんのご意見お寄せください。メールアドレスはcurio@fmkumamoto.jpご意見 Kuma Visit のFacebookでもお待ちしています！

Kumamoto Curio 今日のBGMは “All Your Life” by the Band Perryでした。