ご機嫌いかがですか、千田浩未です。

6/3 店舗や施設の障がい者用駐車スペースの利用で、疑問を持ったことありませんか?

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店舗や施設の障がい者用駐車スペースの利用で、疑問を持ったことありませんか?

先日、東京から来た友達4人を熊本城に案内しました。熊本は人生で初めてだったり、震災後初めて、という友人が「復興の様子を知りたい」と言ってくれてありがたかったんです。うち一人は車椅子利用者でしたので、二の丸駐車場の、障がいのある方や高齢者、妊産婦の方など、歩行が困難な方が駐車する「障がい者等用駐車スペース」に車を停め「さあ、見学!」と思った瞬間、駐車場の係の方から、「車を動かしてください」という一言。「あ、この車椅子の方を乗せてきたのですけれど」と答え、それで大丈夫と考えた私の考えは見事に甘かったようで、「でも、許可証がないですよね。。。」確かに。。。

普段、車椅子の人を乗せていないので、許可証は持っていなかったのですが、目の前に、乗せてきた車椅子の人がいて、しかも熊本城の観光ガイドの方も「この方達、今から私が案内するので」と言ってくださったのですが、判断は変わらず、結局、車を動かすことになりました。

確かに駐車場の係の方の悩みもわかるのです。私だって、いろんなお店のパーキングスペースで、許可証がない車が止まってると「本当に障がい者の方の車なのかなあ」と思うことはありますし、外見だけでは障害があるとわからない場合「あの人のせいで、私が停められなかったのかなあ」と思ってしまうことも、これまで正直何度もありました。駐車場の係の方は、そうしたクレームにも対応しなければならず、許可証の有無を確実な判断基準となさっているのであろうということも、気持ちとしてはわかるのです。また、県に尋ねたところ、駐車場は私有地で、障がい者等用駐車スペースに関しては法律もなく、最終的に管理者判断に委ねられるとのこと。また、県外から車椅子利用の人がいらっしゃることが事前に分かっていれば、一時的な許可証も発行できる、ということも、とても丁寧に教えていただきました。

けれど多くの観光客を迎えたい、という場所であれば特に、もう少しだけ柔軟性を持たせること可能だと思うんです。もし、最終的には駐車場管理者に判断が委ねられるのであれば、駐車場側が、一時的許可証を独自に準備しておき、今回のように明らかに車椅子利用で来た人の車と分かれば、その許可証をフロントガラスにおいてもらう、ということで、かなり解決できるような気がしています。そうすれば海外から来たり、事故で一時的に車椅子を利用している人もカバーできます。障がいに拘らず、訪れる人の多くが「熊本に笑顔で迎えてもらった」そう感じていただける場所が増えることを願いつつ、駐車場のより良い利用法が実現されることを期待する今日この頃です。

Kumamoto Curio 今日のBGMは “Parallel Line” by Keith Urbanでした。

番組内容

熊本を “visitor-friendly"(訪れる人に優しい)地域に!
2019年にはラグビーワールドカップ2019、2019女子ハンドボール世界選手権大会の開催地となり、翌2020年の東京2020オリンピックにはインドネシアのホストタウンとなる熊本。
海外から訪れる人の増加が見込まれる今、店舗・施設の多言語表記を推進し、熊本の魅力を発信する5分番組。
クラウドファンディングにより、リスナーの応援が作る新しいスタイルのプログラムです!

curio@fmkumamoto.jp
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