11/25 この連休中は、私の勤める予備校でも熊大用の模擬試験が実施されました。いよいよ入試シーズンが始まります!
最近、入試の英語問題では、従来からある単なる下線部英訳ではなく、時事的内容に関して、自由英作文と呼ばれる受験生の意見を問われる問題が確実に増えています。今年の2月の九州大学ではAIにとって変わられる可能性のある職業について自由英作文を書くことが求められましたし、鹿児島大学の前期でも自動運転車に関する下線部和訳が求められました。ちなみに自動運転車を英訳させると automatic car と書く学生は、かなり多いのです。けれど英語でautomatic carといえば、いわゆる日本語での「オートマ車」のことで、クラッチ操作がいらない、マニュアルではない車のこと。自動運転車の事は、ドライバーがいない driverless car や 自分で運転してしまう self-driving car もしくは autonomous car という表現を使うことが多いようです。
時事英語に関しては、ちょっと単語を知っておく、ということが大きな差を生むことにつながりますし、同時に、その時初めて自分の意見を考える、なんてことをやっていると、時間が全く足りないという事態に陥ることも少なくありません。そこで、日頃から新聞で、様々な問題の賛成反対・両方の論理的なに目を通し、論拠を明確にした文章を書けるようにしておくことが大切になってきます。ネットでニュースをチェックするというのも、全くしないよりは良いかもしれませんが、クリックする形だとどうしても、自分の意見と一緒の人を追っていく傾向が強くなり、意見を異にする立場を分析する機会が減ってしまいますから、やはり新聞や雑誌がオススメです。
そして今度の入試で絶対準備しておきたいのが、プラスティックごみの問題!マイクロプラスチックによる海洋汚染により、人体への影響も懸念されるようになっている今、個人や企業・政府がプラスチック利用を減らすためにやれること、やるべきことを2つぐらいは英語で書けるようにしておきたいと考えています。多くの学生が考えつくのがレジ袋なのですが、じゃあ、そのレジ袋って英語で何と言ったらいいのか? – plastic bags でOKです。
レジ袋を断って再利用できる袋を持っていくこと Say “no” to plastic bags and carry reusable shopping bags. という感じです。プラスティックを減らすため、あとどんなことができそうですか?
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今日のBGMは “Horses” by Keith Urbanでした。