ゼーロンの会 演劇公演 「リチャード3世」

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12月4日(日)アスパル富合ホールで行われる
ゼーロンの会演劇公演「リチャード3世」について紹介します。
キャストの丹辺治さんと中村朋世さんがゲストでした。

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●ご出演者のプロフィール
 
丹辺 治
 
演劇の経歴:事務職として勤務していた職場をリタイア後、中央公民館で開講されたゼーロンの会の上村氏による演劇講座に参加。
その後、時折、ゼーロンの会の舞台に立たせてもらっています。
御船町で上演された「御船の夜の夢」朗読劇 草枕の那美さん。
 
中村 朋世
 
演劇の経歴:今年1月末にゼーロンに入りました、これが初めてです。
小学5年から高校3年まで地元の合唱団でミュージカルをやっていました。
 
Q、いよいよ公演まで2週間と迫ってきましたが、お二人はどんな役ですか?
 
丹辺/故ヨーク侯爵の妻でリチャード3世の母(エドワード4世やクラレンス公の母でもある)
コロスⅡ…エンディングに登場します。
 
中村/暴君リチャードにずっとついていく騎士、リチャードに誓いを立てており、よく後ろにいます。
 
Q、お二人がお芝居を始めたきっかけは?
 
丹辺/職場リタイア後に中央公民館で開催された演劇講座(ゼーロンの会上村氏が講師)
に参加したのがきっかけ。
 
中村/もともと今年の4月に上京して漫画家の修行をする予定でしたが、1月末にある方の紹介で上村座長に出会ってしまい、口説かれました。次の日に入団しました。
 
Q、お二人とも永くゼーロンの会に出演されシェークスピアの作品を演じてこられましたが、「シェークスピア」又は「ゼーロンの会」の魅力はどこでしょう?
 
丹辺/シェークスピア劇は何と言ってもスピーディーなセリフのテンポの良さ、又、主役以外の人物についても一人一人を生き生きと描いているのが好きです。
上村演出については、歴史に翻弄される人々の人間ドラマ、現代にも通じる物語を真正面から描いて飽きさせない演出。
震災後、初めてメンバーが集まった時に「この舞台は何があってもやる!」と言われた上村氏の言葉が印象に残っています。
 
中村/まだ1年も経っていませんので、色々誤解をしているところも有るかもしれませんが、上村座長演出のシェークスピアは、情報や嘘や欲や憎しみがあふれるこの時代、この世紀に向けた、揶揄であり皮肉であると感じています。
大きな流れというものに踊らされていく様は、実に滑稽で、それでも最初から最後までずーっと悲劇なんです。今日の日本のようですよ。ゼーロンの魅力は日常それぞれにはみ出している人たちが、そんな世界を演じている所でしょうか。
 
Q、今回の「リチャード3世」の見どころ、好きな場面、好きなセリフは?
 
丹辺/私、ヨーク公爵夫人として4場面に登場しますが、最後の場面で息子リチャードに対して投げるセリフが…。
でもこれはヒミツです。舞台を是非ご覧頂きたいです。
 
中村/沢山あります!見どころはリチャード3世演じる学さんのクソ野郎っぷりですね!
私が個人的にシビれているのは、丹辺さん演じるリチャードの母がリチャードに放つ「この呪われた腹の中で絞め殺しておけば、お前が犯した虐殺はすべて防げたのに」です。
 
■基本情報
 
ゼーロンの会演劇公演 「リチャード3世」
 
12月4日(日)13時開場14時開演
アスパル富合ホール
全席指定 前売S席3500円 A席3000円
当日S席4000円 A席3500円
チケット取扱い 熊日プレイガイド・蔦屋書店熊本三年坂1F
お問合せ 090-9583-8061
 
※チケット残りわずかです。松崎さんも出演します。

ゼーロンの会 オフィシャルサイト
http://led-ze.com/
 

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

 
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