「阿蘇火山博物館」

カテゴリー
月曜対談
「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。
去年4月の熊本地震で被災し、仮営業中だった阿蘇火山博物館が、10月1日、全面再開しました。
スタッフの西岡英美さんに電話でお話を伺いました。
 
●ご出演者のプロフィール
名前:西岡英美 (ふりがな)ニシオカエミ
所属:公益財団法人阿蘇火山博物館 (役職)総務部総務課
プロフィール:平成16年5月1日入社
総務部総務課所属
博物館総務業務・経理業務担当
ホームページ、ブログなど:http://www.asomuse.jp/
 
Q「阿蘇火山博物館の基本情報をお願いします。
 
正式名称:公益財団法人阿蘇火山博物館久木文化財団
所在地:熊本県阿蘇市赤水1930-1
営業時間:9:00~17:00最終入館16:30
問い合わせ先:0967-34-2111
 
Q「阿蘇火山博物館」の設立時のお話をお願いします。
 
昭和54年の中岳噴火により、火口観光が長い間できなくなった。
火口観光に代わる新しい受入場所をつくる必要があった為、草千里に博物館が設置された。
昭和57年7月17日設立
九州産業交通㈱によって設立
2Fでは、阿蘇火山に関する地形・地質・動植物・歴史・民俗の展示を行っている。
3Fでは、映画「火山の噴火を探る」を上映中。
 
Q「熊本地震」により、昨年4月から昨年11月までは、休館をされていた訳ですが、震災当時の様子、被害状況などを詳しくお聞かせください。
 
国道やJR、博物館までのアクセス道路が大きな損壊によって寸断されて、建物施設が広範囲にわたり大規模な被害を受けた。
被害状況:屋根や外壁が損傷(雨漏れ)
ボイラーや配水管損壊
展示物破損
 
Q昨年11月の仮オープン、そして今年10月1日のグランドオープンまでの道のり、復活までの苦労などをお願いします。
 
昨年11月の仮オープンまでは、昨年9月16日までは山上への道路が通行止めであった為、基本的には山上へ来れなかった。
それ以降少しずつ復旧工事を進めた。
展示品の一部応急修理を進めながら、従業員一同お客様を快くお出迎えする為に、清掃業務にも専念。
仮オープン以降は、本格的に建物や冷暖房などを中心に復旧工事を進めた。
阿蘇インタープリターの方たちにもボランティアで受付などを手伝っていただきながら、入館も受け入れた。
インタープリターの方たちには大きなご支援を頂き、心から感謝している。
 
Q今回、グランドオープンして、来場者の反応はいかがでしたか?
 
グランドオープンおめでとうございます。と沢山お声をかけて頂いた。
阿蘇山上のひとつの拠点施設でもあるので、全面的に再開したことで、皆様から安心したとの声が聞かれた。
 
Q今、「阿蘇火山博物館」の展示で、「これは見てほしい!」というポイントは何ですか?
 
平成28年12月23日より3階5面マルチホールでは、新作映画「火山の噴火を探る」を上映中です。
火山の成り立ちがわかりやすい映画です。
当館が設置している大学の先生等によって構成されている学術専門委員会によって監修された映画です。
 
Qこれまでのお仕事を通じてのもっとも印象的なエピソードは何ですか?
 
平成29年4月29日より復興に向けた第一歩として、謎解きイベント「怪盗スコリアの挑戦状」をスタートしております。
 
※博物館全体に仕掛けられた謎を解くイベントです。
家族連れ・カップルと年代を問わず楽しんでいただいております。
イベント参加されたお客様が、難しい謎解きですが「楽しかった」です。と笑顔で声をかけて頂くと、復興まで長い道のりで苦労も多かったですが、従業員一同がんばってきてよかったなぁと思います。
 
※謎解きイベント「怪盗スコリアの挑戦状」開催中

---

●ミュージアムツアーの様子
ミュージアムツアーの様子.JPG
 
Q最後に、熊本県民にPRしたいこと、今後の活動予定、お知らせしたいことなどありましたら教えて下さい。
 
これから、火口カメラ修復も進み、より楽しんで頂ける博物館を目指してまいります。
職員一丸となり、復旧から復興に向けて進んでまいりますので、ぜひご来館ください。
 
又博物館ホームページ上で熊本地震による復旧寄付金も募集しております。
ぜひともご支援とご協力をお願いいたします。

「阿蘇火山博物館」ホームページ:http://www.asomuse.jp/
 
----
本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
詳しくはここ↓

FMK Morning Glory

「熊本の朝をさわやかに!」を合言葉にお届けしています。
毎週月曜~木曜の 7:30~10:34
パーソナリティ
月曜・水曜 長木真琴
火曜・木曜 松村奈央
番組ホームページはこちら