「地雷廃絶と被害者支援の会・熊本」代表 最相博子さん

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月曜対談
「ひと」「もの」「こと」に関わるさまざまなトピックを切り取っていくインタビュー「月曜対談」。
「地雷廃絶と被害者支援の会・熊本」代表の最相博子さんがゲストでした。

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●ご出演者のプロフィール
 
名前:最相博子 (ふりがな)さいしょうひろこ
所属・肩書き:地雷廃絶と被害者支援の会・熊本代表
プロフィール:
1998年に熊本同時通訳者協会を立ち上げ、現在にいたる。
2003年~2008年は元熊本県知事潮谷氏の公式通訳として県庁に勤務。
通訳、翻訳の傍ら、KLCCの活動をつづけ、これまでに10回以上カンボジアに足を運ぶ。
通訳としてのライフワークは水俣病問題。
環境省が主催する東南アジア行政官水俣病研修の通訳を毎年担当、水俣条約に関する通訳翻訳も多数手がける。
現在医療通訳にも力を注いでいる。
 
Q 「地雷廃絶と被害者支援の会・熊本」について、基本情報をお願います。
 
ホームページ
住所 : 〒861-8002 熊本市北区弓削3-10-1
電話 : 090-2968-4971
 
Q 「地雷廃絶と被害者支援の会・熊本」はいつ、どんなきっかけで設立されましたか?
 
2000年、呼びかけに呼応した形でクリス・ムーン氏の来熊が実現、彼の活動とカンボジアの地雷問題を県内で伝えることで関心が高まり、地雷撤去活動と貧村の支援活動を始める。
 
Q 会の誕生のきっかけになったクリス・ムーンさんについてご紹介ください。
 
イギリス人で、地雷撤去を敷く業としていた。
長野冬季オリンピックで聖火の最終ランナーとして走った。
その映像を見ていた私が、後日’地雷と聖火‘という本を読み、カンボジアの地雷問題に触れ、彼の話を直接熊本の子供たちに伝えたいと思ったのがきっかけ。
 
Q 近年の地雷に関する状況を教えてください。
いつ頃埋められた地雷がどれくらい、どんな地域に残っているのでしょうか?
 
国によって異なるが、カンボジアの場合は、大半が1970年代のインドシナ戦争のころに埋められている。
また70年代後半のポルポト政権の時代には彼らによっても多くの地雷が埋められた。
どのぐらい鵜あっているかは推測の域を超えないので数はわからないがまだまだ残っていると思われる。
地域的には、タイとの国境付近が多い。
 
Q 地雷によって、どんな被害が出ていますか?
 
死亡するケース、けがの多くは手や足を切断する必要があるので義手や義足を必要とするが、医療が十分でない国では病院へのアクセスができず、義足等をつけてない人も多くいる。
 
Q「地雷廃絶と被害者支援の会・熊本」ではこれまでどんな活動をしてきましたか?
 
講演会(カンボジアの地雷撤去団体のアキ・ラー氏やソファリさんの講演)、チャリティマラソン、映画界、写真展、チャリティ・コンサート、街頭募金等数え上げるときりがないぐらい。
ホームページに掲載してあります。
 
Q 「地雷廃絶と被害者支援の会・熊本」で今後予定されているイベントをご紹介ください。
 
「高山良二さんの帰国報告地雷の村(タサエン村)の現状とこれから」
3月17日(土)14時-15時半
パレア会議室1(鶴屋東漢9階)
参加費500円
主催:KLCC(地雷廃絶と被害者支援の会・熊本)
090-2968-4971(最相博子)
 
今も400万~600万個の地雷が残されているカンボジア。
ひとりの日本人が安心して暮らせる村づくりに奮闘している。
高山良二さん・・・70歳。
IMCCD(国際地雷処理・地域復興支援の会)理事長。元自衛官。
PKOの一員としてカンボジアで活動。
2002年自衛隊退官後、カンボジアに渡り、地元の人々を指導しながら地雷や不発弾処理活動を続けている。
15年経過した現在も、年間の3分の2はカンボジアで暮らす。
ドキュメンタリー映画「地雷ときどき僕」で、その活動が紹介された。
スタディツアーや講演会などかな?。
 
Q 最後にラジオをお聴きの皆さんへメッセージをお願いします。
 
17日の高山さんの講演を聞きに来てください。
毎日、当たり前のように地雷を見つけ除去活動をしている高山さんのお話をじかに聞いていただきたいです。
 
今日のゲストは、「地雷廃絶と被害者支援の会・熊本」代表最相博子さんでした。
 
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