「この映画を見逃すな! 2019映画界大予想大会」

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キネマのススメ
毎週、松村奈央が選んだ映画をご紹介しています「キネマのススメ」。
今日は、今年1回目の「キネマのススメ」ということで毎年恒例のスペシャル・バージョン!
スタジオにゲストを迎えてお送りしました。
題して、「この映画を見逃すな!2019映画界大予想大会」!!
 
スタジオにはゲストをお迎えしました。この企画8回目の登場。
熊本日日新聞の映画評論コーナー「熊本シネマレビュー」の執筆者。
月に1回のスペシャル・プログラム「月刊行定勲」では、行定勲監督と一緒に番組に出演しています。
FMK一番の「映画好き」、きべとしおさんです。
 
Q① 昨年2018年は、映画界にとってどんな一年でしたか?
 
1位 92.億円「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命」
2位 91.億円「名探偵コナンゼロの執行人」
3位 80億円. 「ジュラシック・ワールド炎の王国」
4位 74億円.「スター・ウォーズ最後のジェダイ」
5位 64.億円「ボヘミアン・ラプソディ」
6位 53.億円 「映画ドラえもんのび太の宝島」
7位 52.億円 「グレイテスト・ショーマン」
8位 46.億円 「リメンバー・ミー」
9位 48.億円 「インクレディブル・ファミリー」
10位 46.億円 「ミッション:インポッシブルフォールアウト」
(昨年12月の集計です。上記には、昨年12月公開作品は含んでいません)
 
昨日新たなニュースが・・・・・「ボヘミアン・ラプソディ」が1月6日時点で累計興収84億5716万円、観客動員612万3160人を達成。
ベストテンには入っていませんが、300万円で製作された「カメラを止めるな!」が30億を超える大ヒット。
「カメ止め」現象を巻き起こしました。

Q② きべさんの2018年のベスト作品は?
 
昨年は、映画館で見てこそ楽しい映画がたくさん公開されました。「ボヘミアン」「カメ止め」「レディプレイヤー1」など。
映画館で体験するタイプの映画がいま注目されています。
「俺は、ガンダムで行く!」は最高の名台詞!!
でも、一番好きだった映画は、別。
一番好きだったのは、去年1月に公開になった「パディントン2」でした。
美しい映像、楽しいストーリー、達者な役者たちの演技(ヒュー・グラント最高でした。)
「他者を受け入れる」という今日的なテーマを、誰にでもわかる語り口で語ったのは、見事でした。
ポール・キング監督は、今後もいろんな作品にひっぱりだこらしい。
 
Q③ それでは、今年、2019年の注目映画をいろいろ教えてください。
 
■賞レース関係
●昨日、「ゴールデングローブ賞」が発表されました。
ミュージカル・コメディ部門が「グリーン・ブック」。
ドラマ部門が「ボヘミアン・ラプソディ」が作品賞。
●「ヴァイス」(副大統領ディック・チェイニーを描く実録もの。クリスチャン・ベールが役のためにまたもや激太り。)
●「ファーストマン」(「ララランド」のデイミアン・チャゼルが、人類初の月着陸を描く。主演は、ライアン・ゴスリング2月8日日本公開)
●その他、「ローマ/ROMA」「女王陛下のお気に入り」なども有力と言われています。
 
■大作関係
●「アリータ:バトル・エンジェル」(「タイタニック」「アバター」のジェームス・キャメロンが脚本・プロデュースをつとめる大作。なんと原作は日本のマンガ「銃夢」(ガンム)。2月5日公開)
●「アベンジャーズ/エンドゲーム」(ご存じマーベルのヒーロー大集合のアベンジャーズの4作目。前作でほとんどのヒーローが消えてしまいましたが・・・・・・・・・・・4月26日公開。
●「移動都市/モータル・エンジン」(「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンプロデュース。動き回る都市が闘うというまるで「ハウルの動く城」実写版みたいな映画。3月1日公開)
●「ゴジラキング・オブ・モンスターズ」(レジェンダリー版ゴジラの2作目。今回は、モスラ、ラドン、キングギドラも出る!)
●「スターウォーズエピソード9」(2019年12月公開。ディズニーは配信サービス「ディズニー・プラス」をスタート。そこでもSWのテレビ・シリーズ新作を発表予定。
 
■アニメ関係
●「トイストーリー4」(ピクサースタジオの最新作。いつものおもちゃたちが大活躍。7月12日公開。(ディスニーは実写化がブーム、「アラジン」「ダンボ」「ライオン・キング」が待機中。
●「天気の子」(「君の名は」の新海誠監督の最新作。身近で壮大で、大いに笑って泣ける(はずの)ドエンタメ映画。7月19日公開。)
●「君たちはどう生きるか」」(引退撤回の宮崎駿監督作品。2020年公開か?今年、アメリカでオープンする「アカデミー映画博物館」で、展覧会が開催。)
 
■日本映画の注目作品
●「男はつらいよ50作目」(あの寅さんの新作が・・・・・。後藤久美子が久しぶりに日本映画復帰。)
●「サムライ・マラソン」(日本人キャスト、ハリウッドスタッフというハイブリッド映画主演は佐藤健。新たな時代の「ラスト・サムライ」なるか?2月22日公開)
●われらが行定勲監督も今年は、長編短篇合わせて5本の映画を撮影予定。
 
Q④ たくさん紹介してきましたが、きべさんの今年一番のオススメ作品は?
 
クエンティン・タランティーノ監督映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。
2019年下半期に日本で公開されます。

そして、映画好きなら外せないイベント。
4月に今年も開催が決定の「くまもと復興映画祭」。
ここで熊本初公開の作品が何本かお披露目の予定。大物ゲストも登場予定です。
4月19日(金)20日(土)21日(日)の予定。スケジュールは空けといてください。
 
Q⑤ 最後にリスナーの皆さんにメッセージを。
 
皆さん、映画館に行って映画を観て下さい。配信もDVDもいいけど。
映画は、映画館で見てこそ映画。
熊本でも今年映画館が増えます。素敵な映画体験を是非!!
 
以上、「キネマのススメ」でした。
 
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