映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」

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キネマのススメ

 
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松村奈央が選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、平成最後の「キネマのススメ」にふさわしい1本、現在公開中の「アベンジャーズ/エンドゲーム」です。
 
アメコミ界を代表するマーベルコミックのヒーローたちが、同じ世界観で活躍する「マーベル・シネマティック・ユニバース」・通称MCU。
その中心となるのが、それぞれのヒーロー映画の登場人物たちが豪華共演する「アベンジャーズ」シリーズで、「エンドゲーム」はその4作目、MCUとしては、通算22作目の作品となります。
 
とにかく、世界中の映画ファンが「ネタバレ」を恐れているこの映画。
いろんな国でトラブルも引き起こしているようです。
香港のある映画館では、ある男性が、『エンドゲーム』を観終えた後、劇場エントランスで、映画のネタバレ内容を大声で叫んだそうで、現場には、これから鑑賞する入場待ちの観客もたくさんおり、ネタバレを叫ばれて激怒。
うち何人かがこの男性に殴りかかったそうです。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」製作陣やマーベル・スタジオは、これまでに何度も「ネタバレはやめて」とのメッセージを発信し続けているんですが、何故この男性がネタバレを大声で叫んだのかは不明。いじわるしたかったのか、映画に感動して叫ばずにいられなかったのか・・・・。
アンソニー&ジョー・ルッソ監督は、「鑑賞後に映画の内容を話さないように」と呼びかける声明文までを公開しています。
これほど社会現象になっている映画は、近年珍しいかもしれません。
 
今回の「エンドゲーム」は、前作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の直後からスタート。
宇宙最強の敵、サノスに立ち向かったアベンジャーズでしたが、スーパーパワーを持った6個の石、インフィニティ・ストーンを奪われ、ヒーローたちを含めた全人類の半分が、一瞬で消し去られてしまいます。
残されたメンバーたちは再び集まり、サノスを倒して世界や仲間たちを救うため、史上最大の戦いに挑むことになります。
 
この簡単なあらすじを聞いただけでも、ラスト感満点ですが、この「エンドゲーム」が「マーベル・シネマティック・ユニバース」・MCUのラスト、というわけではありません。
MCUでは、「フェーズ」という分類が良く使われているんですが、この「フェーズ」というのは、英語で「段階」や「局面」という意味で、「アベンジャーズ」シリーズを、各フェーズの最終段階としています。
 
簡単に説明しますと、各キャラクターの誕生や紹介と、「アベンジャーズ」結成までを描いたのが、「フェーズ1」。
ニューヨークでの「アベンジャーズ」の戦いのその後を描いたのが「フェーズ2」でヒーローたちの関係に変化が訪れます。
そのクライマックスとなったのが、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」です。
その後ヒーローたちが内戦状態となり、「アベンジャーズ」が分裂、その代わりに「スパイダーマン」や「ブラックパンサー」が参入した現在が「フェーズ3」。
今日ご紹介している「エンドゲーム」は、フェーズ3の最後となり、最初から参加しているメンバーそれぞれの物語が、結末を迎えます。
 
こう聞くと、いきなり「エンドゲーム」を見ても、物語についていけないんじゃない?と思うかもしれませんが、大丈夫!この「エンドゲーム」だけを見ても、十分楽しめる作品になっています。
特に今回は、東京が舞台の1つになっているのが嬉しいところ。
今回、日本人俳優として、真田広之(さなだ ひろゆき)がゲスト出演しています。
しかもマーベルから直接オファーを受ける形で、出演パートの台本が送られてきたそうで、“アクションをワンカットで撮りたい”というリクエストを受け、刀を使った迫力満点のアクションを見せています!
 
「エンドゲーム」のラストを受けて、「フェーズ4」へと突入していくMCU。
これからの展開を占う上でも、「エンドゲーム」は見逃せませんよ!
 
今日ご紹介した映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■ユナイテッド・シネマ熊本
■イオンシネマ熊本
で、現在公開中です。
 
「アベンジャーズ/エンドゲーム」オフィシャルサイト
 
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