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行定発言!

Yukisada061107

Q:行定監督が「ユビサキから世界を」のDVDインタビューの中で
「分らないから映画をつくる」っておっしゃっていたのが印象的でした。
 映画を作って分ることってなんですか? 
(アンダージラフさんからの質問

A:やってみないとわからないんですよ、いろんなことが・・・。
 主人公たちが考えていることも、わかっているようでわかってない・・・・。
 わかってて、脚本書くと説教臭いじゃないですか・・・・。
 この人たちは、どこへたどり着くんだろう・・・・って思いながら
 撮ってみると、わかる部分もあるし・・・・。
 この人たちは、どう考えてこの場面を乗り切ろうとしているのか・・・・って。
 映画は、驕っちゃいけないと思うんですよ。
 アニメのように完璧な世界観を目指して作るってことも
 あるかもしれませんが、それでも到達できない部分って必ずあるし・・・・。
 観客とともに作り手も自問自答してるんですよ。
 「ユビサキから世界を・・・・・・」どうするんだ?
 点、点、点、の後を考えていくってこと。
 だからこそ、映画を作ってみようってことなのかな・・・・・。
 

(9月22日放送「月刊行定勲」より)