今週の2枚
水曜日と木曜日の「MIC6(マイクロ) BUSTERS」で、お届けした曲。
水曜日はタケルが、木曜日は永松ケンシが それぞれ自分の音楽棚から引っ張ってきたオススメの曲をかけながら、音楽について語っていく・・・・そんな時間です。
水曜日のタケルが選んだのは、
♪ The Hearts Filthy Lesson /デヴィッド・ボウイ
デヴィッド・フィンチャー監督、ブラット・ピット主演の映画「セブン」のエンディングテーマに使用されたこの曲は、アルバム「1.OUTSIDE」から最初にシングルカットされた曲です。
このアルバムのコンセプトは猟奇殺人。
ボウイマニアには絶賛されたアルバムですが、商業的には不振に終わり、予定されていた続編はお蔵入りになっていました。
そして、木曜日のケンシさんが選んだ曲が、
♪ アップ・タイト /スティービー・ワンダー
今回ピックアップしたのは、スティービー・ワンダーの「アップ・タイト」。
ファンキーなドラムに軽やかなホーンの音色+幼さ残るスティービーの歌声で彩られた曲に仕上がっています。
さて、この曲のリリースは1966年。
天才児と呼ばれつつも、まだレイ・チャールズの後継者とスティービー・ワンダーが言われていた時代です。
当時はビートルズ、ストーンズをはじめ多くのイギリスのロックバンドが黒人音楽にどっぷりと浸かり、リズム&ブルースを取り入れていました。それにより、ブルースやソウルが再評価されていたんですね。
で、スティービーはと言うと、この曲が入ったアルバムのリリース前にストーンズとツアーに出ていました。そこで、出会った「サティスファクション」に影響を受け、作られたなんてエピソードが残っています。
曲の完成度にも驚きですが、何と言っても凄いのがこの時のスティービー・ワンダーの年齢…
な!なんと!!15歳!!!早熟の天才ここにあり!!
スティービー・ワンダーの黄金期は、20代からなんて言われますが10代でも充分凄すぎる・凄まじすぎる曲でございました。