ベストアーティスト、ベストアルバム、ベストアクト・・・永松ケンシ
今年2011年のミュージックシーンを振り返るお題を引き継いだ永松です。
では、早速・・今年のベスト・アーティストは「七尾旅人」
今年、主だったリリースはありませんでしたし、ライブも九州では少なかったし、来てもイベントのラインナップの一人としてばかりだったので彼の音楽に触れた人は正直少ないと思います。
では、ベストになった所以は何かと言いますと、東日本大震災後の精力的な活動です。
自力音源配信ウェブサービスDIY STARSの特性を活かして、多彩なアーティストのチャリティー曲を配信したり、被災地を訪れライブを行ったりしました。
メージャーじゃなくても意志があれば、そして賛同してくれる人がいれば音楽は繋がっていく。
という事を行動で示してくれました。
この七尾旅人だけでなく、色んなアーティストが音楽の底力を見せてくれた事に関して本当にリスペクト!
そんな2011年でもありました。
今、原稿書きながら「なな」と打ち込んだだけで、「七尾旅人」と変換されています。
それだけ、彼の事を追っていたんだと改めて気づいた次第です。
彼が今、何を考えているのか?どんなテーマで曲作りをしているのか?誰とコラボするのか?・・・
興味は尽きません。
今、僕にとって一番影響力があるアーティスト。それが、七尾旅人です。
ツイッターでフォローしていますが、どうやら色んな曲が出来上がり、そして、レコーディングしているようなので2012年にはリリースもあるのかな?なんて一ファンとして楽しみにしています。
では、続いて今年のベストアルバムは
「モテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤」
これは、大ヒットを記録した映画「モテキ」のサントラではなく、
もし主人公の藤本が実在して、職場のナタリーで企画・選曲したら?
というコンセプトの下に作られたコンピレーション・アルバムです。
映画での楽曲の使われ方にセンスを感じ、いちいち同意しながら観たモテキ。
音楽で感動だけじゃなく、笑いも提供してくれたモテキは、コンピの選曲もいちいち良いんです。
意外な人が意外な曲を歌う楽しみ。
コンピだからこそ出来る遊び心溢れるアルバムです。
余談ですが、「ベスト・ニュー・アーティスト」を選ぶなら、映画「モテキ」の中でライブ・シーンがちょっと
出てきた女王蜂。
楽曲「DESCO」のキャッチーでありながら、自分達らしさを充分の破壊力あふれるパワー。
サ!イ!コ!ウ!です。
あと、男女ユニットのDadaD。アルバムもライブもカッコいいし、人柄も大好き。
熊本にも是非来て欲しい!
おしまいに今年のベスト・ライブは、「N‘夙川ボーイズ」
(先程のモテキで新人ながら大・大フィーチャーされています。劇場で観てない人は、DVDで是非!)
この夏フェスタ・デ・ラマという夏フェスで観ましたが、これがありえない位に楽しいライブでした。
観客の誰もが雨上がった後でぬかるんだフィールドなんて関係なく、踊り!騒ぎ!心を開放した時間
でした。
僕もあれよあれよという間に最前列近くで堪能したという至福の思い出。
音楽とは、字の如く「音を楽しむ」。
それを限られた時間の中で表現したライブなのでした。
あと、この人達のライブを体感したらバンドを組みたくなる!んです。
一緒に観た仲間と、バンド組むなら誰がどの楽器を担当する!?なんて話でしばらく盛り上がって
しまいました。
他にも、取り上げたい人は沢山いますし、インタビューして大好きになった人もいますが・・今回はこの辺で。
2012年も実り多き年になりますように。
ではでは、次回は僕の担当曜日ディレクターのコモさんにバトンタッチ。
同じお題で「今年のベスト・アーティスト」「今年のベストアルバム」「今年のベスト・ライブ」を教えて
下さいませ。