2025年12月21日「おはなし会ポプリ 清田美由紀さん」

今日は益城町を中心に活動しているボランティアグループ

「おはなし会ポプリ」代表の清田美由紀さんのインタビューを、

風戸南陽子がお届けしました。

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絵本・語り・手遊び・わらべうた、

手作り小道具やパネルシアターなどで、

語り手と聞き手が一緒になって楽しむ会を開いています。

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1995年の発足から30年を迎えています。

お母さんたちが「子ども達に絵本やおはなしの大切さを伝えたい」と

活動がスタートしたそうです。

 

熊本地震の際も地域で活動を続けられていました。

 

まもなく迎える熊本地震から10年の思いを清田さんに伺いました。

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ポプリのメンバーは全員益城町に住んでいて、

熊本地震で全員が被災者になりました。

 

メンバー4人は自宅が全壊や半壊、

清田さんは一時、仕事を失うことになりました。

 

清田さんは、避難所となっていた小学校に行き

おはなし会のお手伝いをされたそうです。

 

震災後の子ども達は、心がざわざわして

落ち着いて絵本を聴ける状態ではありませんでした。

 

そこで手遊びやわらべうたなど、小道具を使った

ふれあい遊びをしていました。

ただただ一緒に寄り添うだけの時間を過ごしました。

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熊本地震からやがて10年です。

 

あの頃は必死に活動していたと

清田さんは振り返りました。

 

県内外のおはなしグループのみなさんや

絵本作家さん達も支援してくださったことで

乗り越えられたと話されました。

 

ポプリのメンバーも今では、孫が生まれたり、

親の介護があったり生活が変わってきています。

 

コロナ禍では人と触れ合う時間が削られて

活動できない時期もありました。

その時は苦しかったそうですが、

やっと日常が戻ってきています。

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おはなし会ポプリのモットーは

「無理なく 楽しく 私たちらしく」

昔話に出てくるおばあさんの年になるまで

楽しみたいんだそうです。

 

私はお話をうかがいながら、

「清田さんの人生の中におはなし会がある」と感じました。

 

メンバーは一人ひとり、とてもユニークなんだそうです。

仲間と一緒にいることで自分の居場所が出来ていると

清田さんは感じられています。

 

そういう居場所をポプリさんは、更にあちらこちらに作っています。

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おはなしの世界は、語り手と聞き手がいて、

その瞬間にしかない心地よさがあります。

心地よい時間をこれからも届けてください!

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私はポプリさんのステージを観たことがりますが…

わたべうたを親子で歌ったり、手遊びをみんなでしたり

とても温かい空間が生まれていましたよ。

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手作りの人形たちも可愛いんです。

これからの活動も期待しています。

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番組内容

毎週日曜日 9:45~9:55

平成28年熊本地震、そして、令和2年7月豪雨後から取材したさまざまな声をラジオからお届けし、その想いの輪をつなげていきます。
一つ一つの想いに寄り添いながら、熊本の明るい未来へ向かって、一緒に歩んでいきましょう。

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