2026年5月24日 絵本「しぶがき」制作者の想い

今日は益城町出身で様々な人生の苦難を乗り越え、女性の地位向上に尽力した矢嶋楫子さんの生き様を描いた絵本「しぶがき」の制作者たちへのインタビューを風戸南陽子がお届けしました。
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熊本地震をきっかけに出会い
益城町の親子お出かけマップ「kuma map」を作ったお2人に
イラスト担当のお1人が加わり、
女性3人の想いが重なり、昨年春、絵本「しぶがき」は誕生しました。

出会いから絵本制作に込めた思い、これまでの活動やこれからについてなど益城町のカフェ「ミモザ」に集った3人にお会いしてきました。

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心理カウンセラーで看護師の高田美香さん、
ベビーシッターで保育士の守口真奈美さん、
そして絵を描いた食育イラストレーターの浦本真衣さんの3人です。
 
風戸:熊本地震をきっかけにどのように出会ったのでしょうか?
 
守口:私と高田さんはママ友で息子が同じ保育園に通っていて出会いました。
ちょっと話すようになって深い話までいくようになって、
想いが似てる部分があって、居場所づくりをしたいっていうところから始まり
益城の子育てマップづくりをもう1人別の方がいらっしゃったんですけど
その方と3人で「kuma map」を作ったのが始まりです。
 
風戸:想いが一緒というところで高田さんは?
 
高田:地震の時に私は大病をしていて、自分の住んでいる益城町で
自然で癒されたいな、帰りたいなっていう気持ちになっていて。
そこから守口さんとの想いが重なって益城町のマップを作ったんですけ
そこから今度は「しぶがき」に至り、去年の3月31日にできたというところです。
 
風戸:長い間一緒に活動されているんですか?
 
高田:kuma mapを制作してからいろんな活動をやってきたんですけれども、
2年かけてこの「しぶがき」を、時間をかけながらしっかり自分たちでも
味わいながら丁寧に完成させました。
 
風戸:そして今回はこのイラストを浦本さんが描いたんですね。
 
浦本:美香さん真奈さんと出会うまでの間にもいろんな方たちに支えられて
自分なりに復興でお世話になった方たちに恩返しをしたいという思いで
私もちょうどマップを手がけている状況の時にお二人がマップを作られているという話で
共感をしたのをきっかけにこちらの展開になってきました。
 
風戸:しぶがきは矢嶋楫子さんの人生の物語。題材を決めたのはどういうところから?
 
高田:muma mapの時に私たちは町の民話を4つ盛り込んだんですけれど
その時はこの四賢婦人の矢嶋楫子さんについては難しくて踏み込めなかったんです。
 
ようやくここに来て地震も経験してコロナも経験して。
グッとこう乗り越える力っていうのは町の女性ってすごくパワフルで
その力ってどこから来るんだろうと私たちずっと辿ってました。
 
風戸:(それが高田さんがニュースで観た)女性の平均寿命が全国で2位なのが益城町!
 
高田:時代を切り開いてきた先人の方たちがいらっしゃるから
こうやって女性の活躍が多いんだなってここにたどり着いたって感じです。
 
風戸:絵本の作品を作るにあたってどんなところを心がけながら絵の制作はしましたか?
 
浦本:美香さん真奈さんの心をサポートする。
情報提供やメッセージで伝えてくださったものが一番活きました。
 
女性1人の人生で、ものすごい大変な思いをしているのが
私には地震後の世界を頑張って生いている皆さんの姿に見えて
やはり前向きに描こうと思いました。
 
風戸:素敵なお二人と出会いましたね。
 
浦本:本当ですね。すでに出会った時は幼馴染かと思うくらいのお二人でした。
出会った時から私もこの方たちと何か活動できればなという思いを持ちました。
本当に出会ってくれありがとうございます。
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風戸:地震から10年経って町への思いはいかがですか?
 
守口:活動を始めて10年経ちやっと町役場の方や町の方とのつながりが広がったなと思っていて。
ここに来てちょっと活動の幅も広がってきたので、この10年の節目はまた楽しみになってきています。
 
風戸:「しぶがき」の読書会も開いたということですが?
 
高田:高校生の方から80代のご高齢の方まで幅広く参加していただきました。
私たちが絵本を読み終わった後にみんなの思いをシェアするという形で行われたんですが、
それぞれの思いがあって、私たちも心が温かくなったし、
みんなの心も元気にしてるんだなっていうことを知れて、とてもいい雰囲気でした。
 
風戸:「しぶがき」がこれからどのように皆さんの中にあったらいいなと思われますか?
 
高田:読書会を益城町だけでなく、熊本市だったり県外だったりいろんな場所
一生をかけながら時代を切り開いていった矢嶋楫子さんのことを知ってもらい
「辛いことがあっても乗り越える力が人間にはしっかり備わっているんだよ」っていうのを
分かち合う場が全国に広がっていったらいいなって思ってます。
 
守口:読書会もそうですし、絵本を置ける場所も増やしてふと手に取った方の元気になればいいなと思います。
 
浦本:熊本から次世代に明るく繋いで行っていますという状況が伝わると幸いです。
 
益城町教育委員会とも共に作った絵本「しぶがき」は、町図書館やカタルなど町内の施設でご覧いただけます。

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制作のために3人が何度も通った四賢婦人記念館では楫子さんの人生に詳しく触れることもできます。こんなにパワフルな人生を生きた女性がいたんだと、私も感動しました。

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番組内容

毎週日曜日 9:45~9:55

平成28年熊本地震、そして、令和2年7月豪雨後から取材したさまざまな声をラジオからお届けし、その想いの輪をつなげていきます。
一つ一つの想いに寄り添いながら、熊本の明るい未来へ向かって、一緒に歩んでいきましょう。

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