2026年4月5日「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」

今日は南阿蘇村の葉祥明阿蘇高原絵本美術館の

葉山祥鼎館長のインタビューを風戸南陽子がお届けしました。

地震直後から度々、取材させていただいています。

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本震で震度6強を観測した南阿蘇村は多数の斜面崩落、

家屋倒壊、美術館に近い阿蘇大橋の崩落など甚大な被害を受けました。

ライフラインも停止する中、閉館せざるを得なくなった美術館を

地震から数ヶ月後、葉山館長は8月8日に再オープンさせるんだと宣言されました。

 

あれから10年、葉山館長に10年を振り返っていただきながらこれからへの思いも伺ってきました。

美術館のお庭には小さな教会風の建物、ブルービーハウスが間もなく完成とのことです。

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当時を振り返り葉山館長がまずお話されたのが

水を届けてくれた優しいボランティアがいたことでした。

 

地震で一番困った水。

館長はあちこち走り回っていた中

知らない人が水を玄関に山ほど置いてくれたことがあったそうです。

誰かわかったのは1年後。

そういう目に見えないボランティアの優しい人たちがいっぱいいました。

 

『もう二度とここは立ち上がれないし、オープンできないと思っていた。

でも開けるんだという気持ち、これを周りの人たちから押されたような気がする。

自分1人だけだったらできなかった。』と当時を振り返りました。

 

その後に「僕のユートピア」という小説を書いた葉山館長。

どういう風に復興したらいいのかを語っています。

 

ただ美しくなるだけじゃなくて、その時、

手伝ってくれた人たち、ダメになった人たちが

もっとより豊かな生活ができるような村づくり。

「復興するだけじゃなくて新しい村づくり、新しい生き方」

これが必要じゃないかと話されました。

 

建設中のブルービーハウスは10年前から考えていた想いを実現させたもの。

”今作らなきゃいけない”という気持ちになったそうです。

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夏になると美術館にやってくることもある鮮やかな青い縞模様が特徴の

ルリモンハナバチは幸せを呼ぶ青い蜂、ブルービーと呼ばれています。

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館長はブルービーをを25年前に見つけ絵本を17冊作りました。

館長はブルービーから幸せをいただいたと話します。

ブルービーハウスを幸せのメッカに。

自分が幸せになったらその幸せの種を蒔く!という運動につなげます。

幸せを種から育てていけばいいですね!

 

最後に、県民へのメッセージをいただきました。

「やはり諦めないという思い。人間しぶとく生きていく必要がある。

いろんな経験を若い人たちにつなげていってほしい。

それが熊本の人たちの優しさ、想像力、イマジネーション

いろんなものにつながると思いますよ。」

という葉山館長の言葉に励まされました。

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ブルービーハウスは4月18日完成予定です。

訪れてみてはいかがでしょうか。

 

夏の美術館の写真もどうぞ。

四季折々の風景が私たちを癒してくれます。

この10年、たくさん癒されました。

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番組内容

毎週日曜日 9:45~9:55

平成28年熊本地震、そして、令和2年7月豪雨後から取材したさまざまな声をラジオからお届けし、その想いの輪をつなげていきます。
一つ一つの想いに寄り添いながら、熊本の明るい未来へ向かって、一緒に歩んでいきましょう。

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