2025年10月26日「こどもとおもちゃのフラットソース」
今日は大津町にある「こどもとおもちゃのフラットソース」を営む
橋本小百合さんのインタビューを風戸南陽子がお届けしました。
2022年9月23日にオープン。
60畳のヒノキの床のスペースに60種類の木のおもちゃがあります。
橋本さんは保育士であり、おもちゃコンサルタントです。
熊本地震での被災経験も1つのきっかけとなり
フラットソースを立ち上げられています。
安心して心地よく遊べるスペースです。
先月行われた3周年のイベントに
私もお邪魔しました。
多くの親子連れで賑わっていました。
木の香りもとても心地よいものでした。
橋本さんに安心・安全な場づくりについてや
熊本地震から10年の想いをうかがいました。
熊本地震後、「おもちゃの広場」で活動をした橋本さん。
熊本市東区に住み、当時お子さんは6か月と3歳でした。
児童館も、幼稚園も、子育て支援センターも閉まり
何か出来ないかと思っていた時、FBで
東京おもちゃ美術館からおもちゃを借りて遊び場を作る
「おもちゃの広場」を見つけ、
手伝わせてください!と行動したことが
フラットソースを作ったきっかけになりました。
中々助けてが言えないママたちが多い中、
ほっとできたり、コミュニケーションがとれているのを見て
横のつながりの大切さに気付かれたそうです。
心の中でそういう場所があったらいいなと6年ほど思い続け
お父様が営まれていた縫製工場の跡地に
フラットソースを作られました。
フラットソースに来る目的や悩みは人それぞれ。
橋本さんはリラックスした雰囲気で迎え
お困りごとを聞いたりしているそうです。
場所があっても孤独なママたちはいっぱいいます。
ママ同士が話しやすくなる雰囲気を
橋本さんは作っています。
地震後、「こうでなければならない」から、
「こうじゃなくてもいけるかも」と思うようになったそうです。
視点を変えれば
「ハンカチ1枚が遊びものになったりする。
お人形になったりバッグになったり。
子どもの心もハンカチ1枚で癒したり
自分もほっとできたりする」と、教えていただきました。
色々なものの見方ができるといいですね!
「子どもと抱っこするだけでも落ち着いたりする。
お互いの温もりを感じられる。
何かあった時に二人で抱き合うのもいい」と
橋本さんは語られました。
子どものためにと自分を犠牲にして頑張っているママたちも
自分らしく生きていけるようなお手伝をしたいという橋本さんでした。
橋本さんの温かさがつくるスペースは落ち着きますよ。