2026年11月1日「みんなのこども部屋を開設 井下友梨花さん」
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今日は、7月の熊本地震の直後に、子どもを預かる「みんなのこども部屋」を開設した益城町の一般社団法人Tableの取り組みを本田みずえが紹介しました。
「みんなのこども部屋」は、被災した子育て世代の自宅の片づけ作業を支援しようと、地震の3日後に開設され、およそ1か月間、益城町内外の18歳までの子どもを無料で預かりました。9月中旬からは、閉鎖が続く児童館の再開が見通せない中、町内3つの公民館で親子や小中高生が遊べる「まちのあそびば」を開設。幅広い世代の居場所となっています。この取り組みについて、一般社団法人Table共同代表の井下友梨花さんにお話を伺いました。
「みんなのこども部屋」を開設した経緯を教えてください。
私自身も2歳半の双子を育ててるんですが、自宅の片付けをしようとしても子どもがいるとガラスが落ちてて危なかったりとか、元々家には入れなくて家から離れなければならないということもあると思っていて、災害直後に子どもが安心して過ごせる場所を準備するはとても大切だなと思いましたし、私自身も災害支援で益城町に来て、10年前の地震で子どもとの学習会を仮設団地でやった経験があったり、人吉豪雨の時も水害の被害に遭った方々が災害直後に子どもを避難所の中である一部屋借りて預かって、親御さんが片付けに行けるようにと託児みたいなことを避難所の中でやっていた経験があったんです。
益城町でも震度6強っていう揺れがあって、家の片付けが大変な親御さん、私も含めてですけどもいるということは想像ができたので、益城町でもそういう子どもの場所を作りたいっていう気持ちがその時の経験からあり、益城町と連携をして図書館の中の一部屋をお借りして、「みんなのこども部屋」という名前で子どもの居場所を開設しました。 地震が起きたのが7月28日で、7月31日には開設をされ、4歳から18歳、3歳以下は保護者同伴で、場外の方も利用できたとそうですが、のべでどれくらい預かったんでしょうか。 384名です。 預かったお子さんをお世話するスタッフはどういうふうにして集められたんですか? 10年前の地震の時に一緒に学習会で中学生として勉強してた男の子がちょうど次の仕事を探すタイミングで一緒に動けそうだったので、責任者のような形で私とその男の子が2人体制を組んで、他にも繋がりがあった大学生や高校生にも声かけさせてもらったり、ママ友とかこれまでも繋がってた人たちに助けてもらいながら運営しました。あと益城町の児童館が休館していたので、そこで元々働く予定だったスタッフの方々も加勢してくれるような形で、みんなで運営していました。 利用されたお子さんたちの様子というものはどうだったでしょうか。 夏休み期間中だったので、子どもも元々学童に行く子は学童に行ってたと思いますが、学童に行く予定がなくて平常時なら家で過ごせてたような子どもたちも、地震があった影響で、家で親がいない状態で過ごしていて不安がる子が多かったようで、あと上に小学校6年生とか5年生のお姉ちゃんがいたりして、例えば学童に預けられないみたいなこともあったようなので、そういう子どもたちは、家だと兄弟喧嘩がひどくなってようなところが、私たちのこども部屋に来てボランティアスタッフの若者たちが一緒に遊んでくれたりして、自分が自分でいられるような安心できる場所が得られたっていう感じで、のびのびと遊んでくれているというのが印象的でした。 3歳以下は保護者同伴でしたが、小さなお子様と利用された保護者の様子は? 保護者の方が安心できることもとても大切だなと自分の体験を身をもって思ってたので、お茶スペースみたいなのも準備しました。「私もこんなにほっとしていいんだ」とか、すごく頑張らなきゃいけないって思ってる親御さんが多かったかなと思うんですが、ほっと一息の時間を作ることで、すごく表情が穏やかになって帰ってくれたというところもありますね。やはり子どもがすごく楽しそうに過ごしてる姿っていうのが、親御さんにもとても良かった、ほっとしてもらえることにもつながったかなと思います。 9月中旬からは、「まちのあそびば」を開設されましたね。 今回益城町の児童館が被災して休館になり再開がいつになるかわからないということで、私も保護者としてすごく児童館にはお世話になっていまして、子育て世代の方はすごく助かる場所だったなと思ってるんですが、その場所が休館になっていると困る人も多いだろうなと思いましたし、児童館のスタッフの方も児童館のような場所を続けていきたいという思いがある方がいらっしゃって、じゃあ一緒にやりましょうということで、地域の公民館をお借りして週に3日ですね、開設している状況です。 こちらは登録をされた0歳~18歳の方が利用できるそうですね。井下さんも2歳の双子を育てているそうですが、子育てって煮詰まったり、不安になったり、誰かに相談したいと思うこともあると思うんですが、こういう場があるとそういった交流も持てますね。 そうですね、やはり子育ては核家族でするものじゃないなっていうの子どもが生まれて常々思うことで、やっぱりいろんな人に関わってもらって、その子の良さが伸びたりとか、その子が安心して居られる場所ができたりとかっていうことは大いにあるなっていうふうに思います。益城町特に移住の方も多かったり、実家が遠い状況で子育てをしてる方も多かったりするので、そういう人がいろんな人に関わってもらいながら子どもを育んでいける場を作っていきたいなっていう気持ちで「まちのあそびば」を開いてます。 9月中旬から開いてるんですが目標日が無いと頑張れないかなと思いましたので、3月末まではやり遂げようということで開設をしています。児童館が今休館中なので、再開して欲しいという願いも込めながら、再開するまでは、私達で繋いでいけたらっていう気持ちでやっています。