2026年10月18日「フォレストリーブズ熊本 中島裕二監督」

 今日はバレーボール、 SV リーググロース女子に所属するフォレストリーブズ熊本の

中島裕二監督のインタビューを風戸南陽子がお届けしました。

フォレスト4.jpg

フォレストリーブズは、今回の熊本地震で宇城市にあるクラブハウスや選手スタッフの住まいも被災。

新シーズン前に危機的な状況となりました。

 
その中、県内の医療機関で働く選手たちは震災以降も地域の医療を支え、
また子どもたちの遊び場や老人施設への訪問など、地元の方々を励ます活動もされていました。
フォレスト2.jpg
 
クラウドファンディングを立ち上げ、支援も集まってきています。
シーズンを前になんとかトレーニングを再開することができました。
10月17日、アウェー静岡で開幕、10月24日はホーム開幕戦を熊本で控えています。
 
中島監督に今のチーム状況や SV リーググロースに向かう思いを伺っています。
 
 
風戸:宇城市、豊野町に練習拠点などがありますフォレストリーブズ。
今回の地震で大きな被害を受けています。
日常にはまだ戻ってないと思うんですが、今はどのような状況ですか?
フォレスト5.jpg
 
中島:チームが宇城市を拠点とさせてもらっていて、
練習をしているところが避難所となっておりましたので、
練習は宇城市の方ではやっぱりできません。
ただ熊本市と熊本県の方々がものすごく協力をしてくださって、
体育館の確保と、そういったことも協力を得ながら少しずつですけども、練習の再開はできております。
 
風戸:今年から SV リーググロースに所属し、新たなスタートとなるんですよね。
ここに向けてはどういう思いでいらっしゃいますか?
 
中島:情報的なことでいいますとやはり外国人選手を4名枠という形になりますので、
全チームが外国人を補強していると。ただうちの場合は外国人選手もいませんし、
もともとのいるメンバーで挑もうというところだけですね。
 
風戸:練習も再開している中、選手たちの様子は今いかがですか?
 
中島:やはり本人たちが思ってる以上に心と体がバラバラだったように思います。
全然動けてませんし、そのバレーボールやっていいものかとか、
いろんなものを悩みながらでもやらなきゃいけないという、
頑張らなきゃいけないという責任感ですか、
そういったものと体がバラバラだったように感じます。
 
今は復興の方も少し落ち着きながら被災されている方がまだまだいらっしゃると思うんですけども、
選手たちも少しずつ心と体が一致してきたかなと思ってます。
フォレスト3.jpg
 
 
風戸:ここ数年のフォレストがぐんぐん強くなっていく様子を私も見させていただいています。
熊本にあるフォレストリーブズがどんなチームになってきていると感じますか?
 
中島:よくスポーツ選手が勇気と感動を与えたいって言ってますけど
僕はそう思わなくてベストを尽くすことで
何かお客さんファンの方と通じ合えるものがあるんじゃないかと思ってて、
そしてまた支援をしてもらったり、協力してもらっている人たちが
このチームを応援してよかったと思ってもらえるように、
とにかく全力でベストを尽くす、ここだけじゃないかと思ってます。
 
風戸:拾って拾って最後までやる姿っていうところで大きな拍手があったり、
そして選手の口からも「感謝」がたくさん出てくるんです。フォレストの選手たち。
 
中島:本人たちも最初はその感謝というか目に見えないものが
形として表すためにはどうした方がいいのかっていうのをものすごく考える時間とか、
そういったものは練習の中で私からのテーマで投げていることがいっぱいあります。
 
で、目に見えているものはまあまあ、誰でも分かるようなことが多いと思うんですけども、
やっぱり目に見えないものはどういうものか、ものすごい大事なことなんだ
しかも難しいことなんだということ、そしてまたこの地震を経て、
選手たちはまた学べたんじゃないかと思ってます。
 
毎日の練習の中でその言葉が出ない時はないですね。
そしてチーム愛も強くなってくれていますし、仲間愛もそうですし、
家族だったらと思って、厳しいこともつらいことも
伝えるようにしてるんじゃないかと思ってます。
 
 
風戸:クラブのクラウドファンディングも立ち上げられて、
多くの支援も集まっているかと思います。
 
中島:だからもう本当に寄付していただきましてありがとうございます。
そして自分たちが被災したことで初めての挑戦でしたけども、
僕たちが思った以上にここまで支援をしていただけるんだと
それだけでしっかりと私たちがどういう形で答えれるか精一杯答えていきたいと
それだけ思っております。
 
風戸:監督として大事にしていることはどんなことがありますか?
 
中島:人の成長がなければバレーボールの進歩もありませんし、チームの進歩もありません。
私はそう信じています。それとやはり自分たちが自分たちで追い込んで、
その先にいろんなものが体に染み込んでいくと。
 
それをまたお客さんに見ていただく。ファンの方々に見ていただく。
そういった場所があることにまた感謝をする、そしていろんな人たちがおかげでバレーボールができていると。
その信念だけは変えずに今からもやっていきたいと思ってます。
 
風戸:新たにスタートする SV リーグ・グロースへのチャレンジについて最後にお願いします。
 
中島:非常にレベルの高いリーグになるかと予想されております。
しかしながら私たちも皆さんのおかげでそのレベルの高い
大同生命 SV リーググロスに挑戦できることを誇りに思って、
全力で挑んでいきたいと思っております。
 
引き続き皆様のご支援、ご協力、どうか、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
FB_IMG_1791348145982.jpg
 
風戸:フォレストリーブズ熊本のホーム開幕戦は、10月24・25の土日、
熊本市総合体育館ナースパワーアリーナで行われます。
被災したナースパワーアリーナの復旧もなんとか開幕に間に合いました。
 
支援を呼びかけるクラウドファンディングは継続中。
テーマは「震度7の震災から立ち上がる、心を1つに熊本と共に」です。
全力プレーを応援します。

 

 

 

番組内容

毎週日曜日 9:45~9:55

平成28年熊本地震、そして、令和2年7月豪雨後から取材したさまざまな声をラジオからお届けし、その想いの輪をつなげていきます。
一つ一つの想いに寄り添いながら、熊本の明るい未来へ向かって、一緒に歩んでいきましょう。