2026年1月25日「江田船山古墳の復旧作業」
今日は和水町にある国指定の史跡
江田船山古墳の復旧作業を風戸南陽子がお伝えしました。
江田船山古墳は、熊本地震や2019年に和水町で震度6弱を観測した地震で被災。
復旧作業は先月ようやくスタートしています。
国宝の太刀なども出土している5世紀後半に造られた前方後円墳です。
公園として整備されたとても広々とした場所にあります。
和水町教育委員会学芸員の西山真美さんに
被災の状況や復旧作業について、
また復旧後の活用などについて伺いました。
家の形をしている「家型石棺」があります。
熊本地震直後ははっきりした被害がわからなかったものの
その後の2019年の地震で明らかな被害がわかりました。
石棺の内側は一つの石が4つに分断されていました。
蓋石が乗っている石材も横に亀裂が入っていました。
外側への傾きもあり危険な状態でした。
各種専門分野の先生で構成された専門委員会が数年かけて調査。
国の史跡なので簡単に復旧作業とはいきませんでした。
応急処置をしながら検討に検討を重ねて今の施工になっています。
江田船山古墳に埋葬されている方は「ムリテ」という名前の人で
菊池川流域の下流域を治めた地方の豪族と考えられています。
365日常に見学できます。
5世紀からある古墳が様々な時代を経て残ってきています。
様々な方たちが守ってきていることは凄いなと感じました!
江田船山古墳の出土した物は東京国立博物館にあり
一括した資料として残っているのが価値でもあります。
極めて豪華な副葬品が数多く見つかっています。
石棺も昔の形をできるだけ残したまま
今後につなげていきたいと西山さんは話されました。
西山さんは毎年、和水町の小学校で江田船山古墳一体を紹介する機会があります。
子ども達は自分で勉強してよく知っていて、
町にとっても大事な古墳なんだなと感じているのだそうです。
町内だけでなく、県内、海外と存在が広まっていけばいいという思いもあるそうです。
地域の子ども達にとっても愛着のある江田船山古墳。
復旧作業は今年度中に完了する予定です。
ガラス越しに石棺の見学もできます。
訪れてみてはいかがでしょうか?