3/13のhitomi dictionary...ファイトで行こう!(1963年)
昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
「ファイトで行こう!」です
1962年、当時巨人軍の宮本敏雄選手が、
「ファイトで飲もう!リポビタンD」というキャッチコピーで
大正製薬の広告第一号として新聞広告に登場しました。
翌、1963年には王貞治が広告タレントに採用され話題となりました。
王選手が野球のプレイでヒットを打ち、
「走れ!走れ!ここだ!一発だ!疲労回復、二日酔いにリポビタンD
ファイトで行こう!リポビタンD」というナレーションと共に、
ホームまでダッシュで走ります。
このCMでリポビタンDの知名度がますます上がったそうです。
1963年といえば、日本初の外資系ホテルチェーンとして
ヒルトン・ワールドワイドは、この年「東京ヒルトンホテル」を開業しました。
大日本文具(現ぺんてる)から、ペン先が細く軽いタッチで細かい線が書け、
裏写りしない、画期的な水性「サインペン」が、
また白元からは、「冷蔵庫の中の臭いを取り、氷を美しくします」がキャッチコピーの
冷蔵庫脱臭剤「ノンスメル」が発売されました。
またエースコックから、技術の進歩からスープを別添にすることが可能になり、
松茸フレーバーでしょうゆ味の「ワンタンメン」が誕生しました。
集英社の「週刊マーガレット」や、小学館の「女性セブン」が創刊したのもこの年です。
テレビでは、手塚治虫原作の漫画「鉄腕アトム」の
テレビアニメの放送がスタートしました。
また、バラエティ番組「底抜け脱線ゲーム」や、
公開演芸番組「大正テレビ寄席」の放送も始まりました。